民医連新聞

2021年7月6日

あらたな挑戦 つながり、学び、成長する 第39回民医連全国青年ジャンボリー

 第39回民医連全国青年ジャンボリー(以下、全国JB)が、今年11月26~27日にオンラインで開催されます。ジャンボリーは、「ひとりぼっちの青年をつくらない」を掲げてはじまった、民医連青年職員の自主的活動。初のオンライン開催、参加目標1000人という今回。どんな全国JBにしたいのか実行委員会メンバーに意気込みを聞きました。(稲原真一記者)

 コロナ禍で大人数の集会や学習会は大きく制限され、600~700人が集まる全国JBも、開催そのものの是非が問われました。オンライン開催の提案があったとき、「オンラインでみんなの求めているJBができるのか不安があった」とふり返るのは、事務局長の北村翼さん(北海道・JBネーム‥DAIGO)。しかし、全国の仲間と議論し、「困難な中でもJBの火を消さない、つないでいこう」と決意したと言います。
 実行委員会はこれまでにオンラインで4回開催。本番も開催地がないため、自分たちがいま感じていること、伝えたいことを自由に表現しようと、テーマ・スローガンや獲得目標も決定しました(紙面左上)。北村さんは「目標を通じて『参加してよかった』と思ってもらえることが成功。終わった後も、次につながるものにしたかった」と力を込めます。

〈運営〉

 全国JBでは運営もすべて実行委員会が行います。「全体進行班」リーダーの金子明希さん(福井・JBネーム‥きんちゃん)は「“はじめまして”のメンバーが集まる開会式は、できるだけ緊張がほぐれるようにしたい」と意気込みを語ります。閉会式について聞くとサブリーダーの吉田綾乃さん(石川・JBネーム‥ひめ)が「実際の空気感は共有しにくいが、思い出に残るものにしたい」と、手元に残るものも計画していると教えてくれました。

〈交流〉

 全国JBはなんといっても、青年職員が全国の仲間と交流できるのが最大の魅力。本番でもいろいろな交流企画が予定されています。「大交流会班」リーダーの山本陽平さん(京都・JBネーム‥宣治)は「大交流会は2日間を楽しむための土台になる。そのため今年は序盤に大交流会を持ってきた。オンラインでも、班ごとの雰囲気づくりができるようにしたい」と思いを語ります。

〈学習〉

 青年が学びあうのも全国JBの醍醐味(だいごみ)。1日目の記念講演ではフォトジャーナリストの安田菜津紀さんを招く予定です。講師を推薦したのは「学習班」リーダーの片岡彩さん(広島・JBネーム‥きゃたぴー)。「安田さんは若者の目線で、生の経験から話をしてもらえると思った」と理由を話します。「学びを通して社会や政治が身近にどうかかわるのか、自分や患者さんとのつながりを感じてもらえたら」と希望を口にします。

〈広報〉

 オンライン中心の活動に「広報班」も悪戦苦闘しています。「同じものを見ながら話せない難しさはあるが、ひとりひとりの話をしっかり聞きながらすすめている」と話すのはリーダーの福西友理さん(奈良・JBネーム‥お福)。ニュースやポスターの作成以外にも、グッズ製作を担当。思い出に残り、職場でもJBを伝えられるものを検討中とのこと。今後はインスタグラムなど、SNSも通じて日々の活動を発信予定です。

*   *   *

 青年職員へのメッセージを聞いたところ、口をそろえて出てきたのが「とにかく楽しい」「あたらしい自分が見つかる」「まずは参加してみて」という言葉でした。北村さんは「それぞれが仕事をするなかで毎日つらかったり、楽しかったり、誰かに伝えたい思いがあるはず。そんなありのままの自分を出せるのがJBです。送り出す現場も大変だと思いますが、民医連運動を盛り上げるためにも、積極的に参加、声かけをしてほしい」と呼びかけます。


〈テーマ・スローガン〉「つながる心、つなぐ未来」
~今年もやります!全国JB!!
新たな歴史の1ページをあなたと~

獲得目標

 「onnect」
オンラインで集まった全国の仲間たちと語り、つながろう!
学びの中から、自分と身近な社会とのつながりを感じよう!
 「reate」
新しい歴史を刻むジャンボリーを、私たちが成功させよう!
 「hallenge」
私たちが職場・地域で何ができるか考え、行動してみよう!

(民医連新聞 第1740号 2021年7月5日)

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