民医連新聞

2021年9月21日

つながり力に前進を 共同組織活動交流集会in山梨プレ集会 参加者の声

 オンラインで参加した全国のみなさんに、集会の感想やこれまでの、そしてこれからの活動への思いを聞きました。(稲原真一記者)

できることを模索して

福井 西村高治さん

 神奈川が職員との協力で感染予防などの準備をして、コロナ禍でも健康チェックの開催を追求していることが印象的でした。福井でもやってほしいとの声は大きいので、参考にして再開したいです。
 山梨のフードバンクで対話を重視し、不安に寄り添う姿勢は見習いたいです。福井でも10月に5回目のフードバンクを予定しています。それまで利用する側だった40代のお母さんが、「自分も手伝いたい」と仲間に加わってくれるうれしい出来事がありました。
 根岸さんの講演は、職員の奮闘や困難が伝わってきました。私の子どもは3人とも民医連で働いていて、他人事ではありません。
 初めてのオンライン集会で不安でしたが、これまでの活動を見直し、どんなことができるのか考える良い機会になりました。共同組織、職員がいっしょになって発信、具体化していきたいです。ぜひ次はみなさんと、生の憲法ミュージカルを現地で楽しみたいです。

画面越しでもやる気出た

大阪 中村玉枝さん

 山梨のフードバンク、神奈川の健康チェック、岡山の「3人集まれば班会」などの話を聞き、工夫すれば多くの活動ができると勉強になりました。私はスクエアステップのインストラクターですが、この間は活動できず、フレイル予防のためにも再開したいです。
 福岡や北海道の職員と共同した対話活動はすばらしいです。西淀川でも昨年春から、75歳以上の独居と老老世帯の人に5回にわたって電話かけにとりくみ、閉じこもりや受診控えを解消できたこともありました。初参加の世話人が会員からお礼を言われ「友の会でよかった」と、活動の意義を感じる機会にもなりました。
 根岸さんの話では「民医連の三角形」が印象的で、「医療・介護」「社保・平和」「まちづくり」を、友の会もいっしょに他団体との協力ですすめていきたいです。
 画面越しでも人から話を聞くとやる気が出ました。つながりこそが薬と思い、地域に寄り添い、困ったときに頼ってもらえる友の会になれるようがんばります。

ともにより良い社会へ

沖縄 伊計ノブ子さん

 現場が大変ななか、職員と共同した各地の実践に刺激を受け、憲法ミュージカルは文化でも共同組織の大きな力を感じました。
 今年初めごろ、沖縄でも高齢者への電話かけと訪問を行い、長年医療生協をささえてきたみなさんには手紙と粗品を贈り、喜ばれました。奮闘する職員に感謝と敬意を伝えたいと意見があり、お茶菓子の差し入れをしたところ、職員からも感謝の声が届きました。
 大阪・健康友の会みみはらのAくんとのかかわりは、根岸さんの言う「ともに成長していく」ことにもつながる活動です。いまヤングケアラーなど、若者の大変な実態があります。辺野古の警備費が一日2200万円との報告を聞き、「そのお金をAくんのような若者に使ってほしい、そういうお金の使い方ができる政治・社会にしなくては」と思いました。
 集会ではオンラインの可能性を実感しました。今後は支部単位でリモート会議を増やし、つながりや意思統一を強めたいです。

(民医連新聞 第1745号 2021年9月20日)

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