民医連新聞

2022年4月5日

新入職員のみなさんへ ともに人権と公正の視点で 全日本民医連会長 増田 剛

 新入職員のみなさん、入職おめでとうございます。約8万の民医連職員、360万の共同組織の仲間たちとともに、みなさんを熱烈に歓迎します。
 新型コロナウイルス感染症への対応は3年目に突入し、今もなお世界中の医療・介護事業所では懸命な奮闘が続いています。現代を生きる私たちにとって、経験したことのないような重大事態に直面しているこの時に、みなさんの医療・介護従事者としての新しい生活が始まります。不安を感じている人もいると思いますが、全国の民医連の仲間がいっしょですので、安心して飛び込んできてください。
 民医連は1953年の結成以来、無差別・平等の医療・介護を実践するために、最大限の努力を続けてきました。そして、このコロナ禍で生業(なりわい)を失った自営業者、解雇された労働者、退学を余儀なくされた学生、医療を受けられないまま亡くなった感染者など、多くの理不尽な事態が発生するなかで、「人権と公正」の視点でいのちとケアが大切にされる社会の実現をめざす、という方針を今年2月の第45回定期総会で掲げました。
 くわえて、核廃絶のために核兵器禁止条約への参加をひろげること、ジェンダー平等や気候危機への対応など、世界の運動に連帯してとりくむことも民医連の重要な仕事です。
 みなさんの参加で、民医連がさらに成長できることを願っています。がんばりましょう。

(民医連新聞 第1757号 2022年4月4日)

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