民医連新聞

2022年5月6日

みんなで実践 職員まもるヘルスケア 全日本民医連 職員健康管理委員会 (10) 3つのRを実践

 長引く新型コロナウイルス感染症の影響で現場が疲弊するいま、職員のヘルスケアはとりわけ重要です。全国での実践を伝える連載第10回は、ストレス解消法についてです。

 私は2020年6月から、法人の衛生管理者として勤務を始めました。前任者からひきつづいて、毎月労働安全衛生委員会のニュースを発行しています。いま、長引くコロナ禍で医療・介護労働者は、高い緊張と不安、行動制限のなかで奮闘しており、少しでも癒やしを届けられるような記事をと、模索しています。
 そのひとつとして、労働安全衛生委員全員に、日頃の自身のストレス解消法を聞き、21年3~9月までの労安ニュースに「労安メンバーのストレス解消法」としてコーナーを設け、2人ずつその内容を掲載しました。ニュース発行後の反応も上々で、「見たよ」との声ももらっています。
 全員のストレス解消法を聞き取ると、驚いたことに出された内容はまさに「3つのR」そのものでした。「3つのR」とは、ストレスに対処するための基本的な考え方です。1つ目は、レスト(Rest)です。例えば、休息、休養、睡眠。2つ目は、レクリエーション(Recreation)です。例えば運動や旅行、ガーデニングのような趣味・娯楽や気晴らし。3つ目は、リラックス(Relax)です。例えばストレッチ、瞑想(めいそう)や音楽、アロマセラピーなどのリラクゼーションです。
 下記の各委員の実践例を、みなさんもぜひ参考にしてみてください。(湯村命子、福岡・看護師)


実践例
Nさん:ひたすら寝る&「疲れに効く」音楽を聞く
Mさん:子どもと魚釣り「子どもがうまいかな?」
Sさん:(1)大声で歌う、(2)こだわり食べ物とお酒、(3)犬とドライブ、(4)犬のしっぽの毛をハサミでカット
Oさん:配信LIVEやLIVE映像(DVD)を見てLIVEに行ったつもりで盛り上がる。イェーイ!!
Sさん:ドラマで感動! 今「おちょやん」にハマる
Yさん:近所(超田舎)をウオーキング+Y村温泉(バブゆず愛用)
Kさん:(1)子どもといっしょに釣り、(2)犬と遊ぶ
Nさん:家族4人でロールプレイングゲームで盛り上がる(チームI@〓E504〓@)
Iさん:料理を家族にふるまう(得意はイタ飯:ボーノ!)
Kさん:気ままにドライブ、着いたところで美味な肉を食すこと
Gさん:音楽鑑賞(イージーリスニング)、栄養満点色取り満点愛妻弁当を食すこと
Aさん:ソロキャンプを楽しむ
Hさん:週1回凝ったおつまみをつくり、お酒を楽しむ

(民医連新聞 第1759号 2022年5月2日)

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