民医連新聞

2023年11月21日

環境に適応し経験を学ぶ力 医療介護安全交流集会ひらく

 10月29日、第11回医療介護安全交流集会をオンラインで開催し、42県連265人が参加しました。大阪大学医学部付属病院教授の中島和江さんが「レジリエント・ヘルスケア」について記念講演。「レジリエントとは擾乱(じょうらん)(秩序の乱れ)と制約のある環境にうまく適応し、機能し続けることができるシステムの特性で、(あるもので時間内に)何とかする力、その場しのぎでなく、経験から学習する力」と説明。またチーミング(起こった状況に合わせて即興のチームをつくりチームワークを行うこと)と心理的安全性について、リーダーシップを育てることが重要であると指摘しました。
 午後からはチームステップスを学び、学習教材を自ら作成して職員教育に役立てる、ヒューマンエラーを防ぐために望ましい選択肢を選びやすくする仕組みなど、指定報告を行いました。
 最後に優秀川柳の表彰。あおもり協立病院の渡辺麻美さん(看護師)の「『心配です!』 言える空気と言う勇気」が受賞しました。

(民医連新聞 第1795号 2023年11月20日)

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