民医連新聞

2024年5月7日

全国の仲間と交流 新入医師オリエンテーション

 4月12日、全日本民医連は東京都内で新入医師オリエンテーションを開催しました。4年ぶりの集合形式となり、今年入職した研修医171人と職員合わせて244人が参加しました。
 全日本民医連会長の増田剛さんが歓迎のあいさつ。続いて全日本民医連医師部部長の山田秀樹さんが、「医師増員に舵(かじ)を切る」と題して、医師不足の現状と医師増員の必要性を訴え、署名などへの協力を呼びかけました。
 群星(むりぶし)沖縄臨床研修センター、センター長の徳田安春さんが、記念講演「人類生存への脅威とその処方箋(せん)」を行いました。世界的脅威である核や感染症、化学汚染やデジタルなど、多くが軍隊や戦争とつながっていることを示し、過去の偉人たちが平和運動に尽力したことも紹介。「戦争をさせない“非戦”こそ、医師のもっとも重要なこと」と強調しました。
 午後は3人の先輩医師が初期研修に向けて「つらい時は助けを求める」「他職種や家族からも学ぶこと」「指導医のサポートがあるうちに積極的に経験を」など、アドバイスを送りました。
 その後は「こんな研修をしたい」をテーマに、ワールドカフェ形式で討論しました。医師研修副委員長の谷本浩二さんによる診断学のミニレクチャーを挟み、班ごとの「研修宣言づくり」と、一人ひとりが半年後の自分への手紙を作成。最後は医師研修委員長の大島民旗さんが「多くの職員から信頼される医師になってほしい」とエールを送りました。

(民医連新聞 第1805号 2024年5月6日号)

お役立コンテンツ

▲ページTOPへ