民医連新聞

2004年4月5日

長野県松本市で私たちの市長が誕生

 三月一四日投票の松本市長選挙で、「明るい民主市政をつくる市民の会」(中信勤医協、労働団体、共産党などが加盟)をはじめ、社民党、住民 団体が支援した菅谷(すげのや)昭氏(前県衛生部長、外科医師)が当選しました。四期目をめざし、自民党、公明党、民主党など二五〇〇団体の推薦を取り付 けた現職に、九七〇〇票余の差をつけての勝利でした。

 今回の市長選挙の最大の焦点は、松本市民会館の「建てかえ問題」に象徴された税金の使い方や、市長の独善的な姿 勢でした。菅谷氏応援団の「財政が厳しい時に一四五億円もかけるのはおかしい」「オペラハウス(新市民会館を指す)よりも福祉や教育に使うべきだ」という 主張は、日を追って市民の共感を集めました。

 民医連に加盟する事業所と友の会では、候補を招いての学習会や講演会を企画。そこで候補者にほれ込んだ多くの職員が自覚的に活動しました。また介護者の会との懇談会から、「ヘルパー二四時間常駐体制」が公約に盛り込まれました。

 菅谷新市長は、当選の抱負を地元紙にこう語りました。「少子高齢化対策が急務。小児医療費の病院窓口無料化、保 育料引き下げにとりくみます。市民が納得できる優先順位をつけて税金を使い、市民をささえる黒子として冷静な判断をもとに市政にメスを入れ、誰もが安心し て暮らせるまちをつくります」。

 私たちも現場の声を届けながら、ともに市民が主人公の市政をつくる決意を固めています。

 中信勤労者医療協会  湯浅健夫・専務理事

(民医連新聞 第1329号 2004年4月5日)

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