声明・見解

2007年6月15日

【声明2007.06.15】07年共同組織強化月間を大成功させよう ~あらゆる活動を共同組織とともに~

【07年共同組織月間成功にむけて】

07年共同組織強化月間を大成功させよう
~あらゆる活動を共同組織とともに~

2007年6月15日
全日本民医連第17回理事会
全日本民医連共同組織委員会

強化月間スローガン
◎スタートダッシュで、仲間と元気をふやし成果を持ち寄り、全国共同組織活動交流集会成功を!
◎地域に拡げよう「共同と連帯の輪」、「くらし・いのち・平和を守る」ために!
◎「最も困難な人びと」に寄り添い、今こそ、「安心して住み続けられるまちづくり」を!

1,医療・介護と生活を守る共同組織「強化月間」へ

 安倍首相は、「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げ、憲法公布60年の今年、任期中に憲法9条を変えると明言し、国民投票法を押し通しました。ま た、参議院選挙では争点に憲法改正案発議を盛り込み、日本を「戦争する国」へとつきすすめようとしています。
 さらに、国民のあらゆる層に格差と貧困を生み出し、暮らしなど生存権や社会保障への公的責任の放
 棄と営利化・国民負担化を拡大しています。人権のアンテナの感度を高め、困難な人たちへの相談活動など思い切ってひろげる活動が重要です。そのために も、共同組織の人びとともに、平和やいのち・健康に対する願いと思いを一つにしてともに歩むことが重要で、私たち職員の重要な責務です。「まちづくり」や 「健康づくり」「助け合い」の運動を通して、平和を守る活動、いのちを守る活動など、人権意識を研ぎ澄まし、地域で困難を抱えている人たちを見逃さない取 り組みを進め、「安心して住み続けられるまちづくり」の運動をすすめましょう。
 昨年調査した、高齢者の医療・介護生活実態調査の教訓を生かし、思い切って地域に出かけ組合員・友の会・地域住民の実態を掴み、共感し、後期高齢者医療 制度等の中止・撤回運動につなげましょう。そのことは、民医連の職員を育てる上でも極めて重要で、仲間ふやし、出資金、地域協同基金獲得、健診、受療権を 守るとりくみを通じて、経営を守ることにつながります。08年度に向けて、特定健診など受け入れ準備に取り組むことも重要な課題です。特に、共同組織とと もに地域の健康づくりをすすめてきた経験をいかし、「自分を変え、周りを変え、社会を変える運動」として健診受診運動に大いに取り組みましょう。
 9月30日から10月1日に開催される全国共同組織活動交流集会は、豊かな共同組織実践の交流の場であり、お互いが発信し、お互いが元気・勇気をもらう 集いであり、今後の共同組織の活動へのヒントを得られる場です。たたかいの最中に開かれる集会であり、月間スタートの日です。出足早く、圧倒的成果を集会 にもちより大きく成功させましょう。
 08年3月の38回総会までに330万の共同組織構成員の到達を目指します。「いつでも元気」の読者は集会までに55000部達成、今年度は6万の読者 を目指します。9月をスタート月間とし、10月-11月を共同組織「強化月間」として取り組み大きく成功させましょう。

2,9月をスタート月間とした、10月~11月「強化月間」の獲得目標と具体的とりくみ

(1)「強化月間」の獲得目標
①2008年3月の38回総会までに330万共同組織、『いつでも元気』誌6万部を達成します。
そのために、この月間(9月をスタート月間、10~11月)で年間目標の8割到達を必ず実現しましょう。
②「仲間ふやし」は月間目標の30%、「いつでも元気」は55000部を9月30日~10月1日の全国共同組織活動交流集会当日までに断固やり抜き集会に参加しましょう。特に、友の会等については、スタート月間の位置づけを重視したとりくみを強化しましょう。
③気になる患者訪問、中断患者訪問など、職員・共同組織とともに地域に打って出て、相談活動、困難事例の掘り起こし活動を強め、共同組織の存在意義を強め ましょう。仲間増やし、『いつでも元気』、出資金・協同基金、班づくり・班会開催、担い手づくりの目標は、県連、法人、事業所それぞれが目標を持ってとり くみましょう。

(2)「強化月間」の具体的なとりくみの目安
①職員の仲間増やしの指標として、すべての職員が1人1名を目指します。共同組織として2%以上(65,000)の仲間増やしを目指します。特に友の会等 については、職員100%加入をめざし、節目標を設定してやり抜きましょう。
②職員は、日常的に共同組織加入の取り組みを強め、入院・外来患者・介護事業利用者への働きかけを重視し加入率を高めましょう。友の会型事業所の利用率把 握を8月中に行いましょう。友の会型組織では利用比率を現行より10%以上引きあげましょう。
③特定健診など受け入れ準備をはじめとした健康づくり、健診受診運動、青空健康チェックやボランティア活動、助け合い等を旺盛にすすめ、医療・介護・生活相談活動を思い切って強め仲間増やしをすすめましょう。
④『いつでも元気』は全職員が購読することを目指(訴えれば増える経験は各地にあり)し、職員読者比率を節目標設定してとりくみます。共同組織の支部・班 等の中での購読を促進するために販売所数を増やします。12月号までは宣伝紙として一部50円で普及します。
⑤共同組織の強化として、その活動単位となる支部、班づくりをすすめましょう。
 08年後期高齢者医療制度、特定健診や介護保険制度の学習を重視しその実態を地域に知らせましょう。ビデオ(守ろう9条・生かそう25条)や紙芝居(生 きるちからをうばうのか)を活用し、職場や地域で大いに学習活動にとりくみましょう。

3,「強化月間」のすすめ方と体制

○推進体制の確立
①全日本民医連理事会として「月間」推進に責任を持ちます。
・全日本民医連では各地の特徴的なとりくみを集約し発信します。各県連の月間に関する相談に乗りながら、各地のとりくみを援助します。
・各地協での共同組織交流集会等のとりくみを企画しましょう。
・「月間宣伝グッズ」として、民医連作成のノボリやポスターを大いに活用しましょう。
②県連
・各県連では8月中には責任をもって方針(目標・推進体制・節目)を確立しましょう。
・県連規模での集会・学習会にとりくみましょう。県連単位の共同組織委員会等を開催し、活動の交流を行いましょう。
・県連も県連理事会を先頭に月間推進をすすめ、各法人への指導・援助を行い、とりくみを集約しニュース発行などで経験を発信しましょう。
③法人・事業所・職場
・法人理事会が責任を持って月間推進をすすめ、事業所・職場、支部・班への援助を行いましょう。理事長、院長、専務、事務長、総看護師長など幹部が、目に 見える形で、月間推進の先頭に立つとともに、すべての職員が地域にでかけましょう。
・事業所・職場、支部・班での個別計画・具体的な目標を定めましょう。
・8月中に、全ての事業所で患者・利用者の会員有無(入院、外来、在宅別)調査をやり終え、月間に備えよう。

以 上

「共同組織」と「いつでも元気」拡大到達 節目標スケジュールについて

○組織拡大、
全職員1名以上拡大
実質増-8万目標
9月末までに   30%(24,000到達)-スタートダッシュ週間含め
11月末までに  80%(64,000到達)
08年2月までに100%(80,000到達)

○いつでも元気
実質増-7千300部
9月末までに   30%(2,200部到達)
11月末までに  80%(5,800部到達)
08年2月までに100%(7,300部到達)

○8月末までに各県連・法人での「強化月間」目標等を作成、節目標も
・組織拡大、いつでも元気、出資金、協同基金、無利息債等
・地域訪問件数
・機関紙配布、班長さん等の担い手づくり
・自治体健診受診数、青空健康チェック等

○8月末には、各事業所の利用率の把握を行い、目標を確立しましょう。

○相談活動、困難事例の掘り起こし活動を強め、共同組織の存在意義を強めるためにもすべての職員が地域に出かけましょう。

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