民医連新聞

2004年8月16日

核兵器戦争NO! 原水爆禁止2004世界大会―広島

 八月二~六日、広島で行われた原水爆禁止二〇〇四世界大会には、全国から七八〇〇人が集まりました。エジプト、マレーシア、メキシコの政府 代表はじめ、各国のNGO代表が参加、「世界の大多数は戦争に反対」の声を高くあげました。民医連の職員も青年を中心に約一三〇〇人が参加、四日夜には 「民医連参加者交流集会」を開きました。


憲法九条・非核三原則
「世界に重要」

 二日から開かれた国際会議では、二〇〇五年を「核兵器の恐怖から人類を解放するための国際行動の年」にする呼びかけが、満場一致で採択されました。

 国際会議に、外国政府代表が参加したのは初めてです。米ブッシュ政権がすすめる「核兵器の使用も含めた先制攻撃戦略」、日本政府がねらう「憲法九条の改悪、非核三原則の見直し」に、危機感のにじむ発言が各国から出されました。

 採択された宣言は、これらのくわだてを許さない運動が「アジアと世界の平和にとって重要」であるとし、すべての政府が「核の傘」から離脱するよう求めました。

 原和人副会長が国際会議の分科会の議長を、肥田会長が総会の議長を努めました。

 フォーラムや分科会などの日程を終え、六日の閉会総会では、熱気の中で、「署名運動をいっそう展開しよう」と、決意を固め合いました。

学び、歌い、踊り
民医連の交流会

 四日夜、三七〇人の職員・共同組織員が集まりました。肥田泰会長、青木克明・広島県連副会長があいさつ。長瀬文雄事務局長は「平和うちわ」を手に、「平和クイズ」を出題、打ちとけたなか乾杯の音頭をとりました。
 今回は、反核平和委員の青年を中心とした実行委員会が多彩な企画をしました。

 広島の青年職員たちの歌声「ノーモア・ウォー/戦はごめんだ」が会場に響き、作曲者の、ひまわり薬局・平井充晴 さんが司会をしました。「列島リレーピースアピール」では七県から発言が。映像で自転車平和リレーを見せた北海道、一〇〇日に及ぶ辺野古での座り込みをパ ワーポイントで紹介した沖縄、地道に活動をすすめている新潟、被爆者から聴き取りをしている熊本などの報告から学び合い、刺激も受けました。

 「ピースシンキング」では、ボーカルグループ「ゴッドブレス」が被爆少女「サダコ」を歌いました。歌手の佐々木さんは、禎子さんの甥です。

 各県のアピールも熱が入り、ついには沖縄の青年たちがカチャーシーを踊りだすと、会場からも飛び入りが続きました。

(民医連新聞 第1338号 2004年8月16日)

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