声明・見解

2009年1月7日

【声明2009.01.07】ガザに対する軍事攻撃の即刻停止を求める

2009年1月7日
全日本民主医療機関連合会
会長 鈴木 篤

 イスラエルは、パレスチナ自治区ガザへの空爆に続き、3日から圧倒的な地上軍を侵攻させ本 格的な地上戦を開始した。人口密集地への陸海空からの大規模な軍事攻撃によって、新聞報道によれば犠牲者は635人に達し、その多くが子どもを含む民間人 である。しかもガザ地区は、イスラエルによる長期にわたる封鎖で、食料・電気・水道・医薬品なども極度に不足する劣悪な環境におかれている。
 ガザで医療支援を行うスタッフからは「診療所は次々と運ばれてくる負傷者であふれている。空爆により緊急に手当が必要なかたが診療所にたどりつけない」など現地の深刻な状況がのべられている。
 われわれは、国際法にも、人道にも反するイスラエルの軍事攻撃を怒りを込めて厳しく非難する。イスラエルの非人道的な軍事攻撃には国連を始め、EU各国 からも非難の声があがり、停戦へ向けた働きかけが強められている。
 私たちも、戦力不保持をうたう憲法9条を持つ日本国民としていっさいの軍事攻撃に反対し即時に停戦することを強く要求する。
 さらに根本的にパレスチナ問題を解決する道として、占領終結と共存のため、軍事力でなく、対話を通じた政治的解決をめざすように強く求めるものである。

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