各地のとりくみ

2004年10月1日

健康がいちばん

やってよかった!  奈良・郡山健康友の会

torikumi156_05 小泉診療所では毎月第三木曜日を健康チェックの日として位置づけ、毎月続けています。
 七月一五日は小泉苑公民館で健康チェックをしました。一週間前に公民館の近くの住宅に友の会役員の上林さんと組織部で、三百枚のビラを配り、当日は朝か ら「健康チェック」の赤いノボリ旗四本を立てました。
 この地域では、はじめてのとりくみなので、何人の人が来てくれるのか心配でしたが、一時間半の間になんと二七人が参加! 子ども連れの若いお母さんで、 チェック項目の数値がかなり悪く、落ち込んでいる人もいましたが、アドバイスを受けて帰りました。
 参加者は一六~八四歳とはば広く、おおむね好評でした。やってよかったなあとスタッフ一同笑顔でした。
(生井けい子)

 

来年はもっと多くの会場で  東京・すみだ共立健康友の会

 六月末に第二四回すみだ住宅デーが区内一五カ所で開かれました。友の会では、すみだ共立診療所と鐘ヶ淵訪問看護ステーション、すみれ訪問看護ステーションの協力を得て、「健康相談コーナー」として初めて参加しました。
 三人の看護師さんに事業所に近い会場を担当してもらいました。はじめてのとりくみなので呼び込みも必要と、役員も大張り切りで「無料血圧測定と体脂肪測 定をやってますよ!」と宣伝。包丁やまな板削りに来たお母さんたちが列を作るほどの盛況となりました。
 参加した役員からは「来年はもっと多くの会場でやりたいね」と成功を喜ぶ声が聞かれました。
(柏葉長一)

 

心に残る「望郷のバラード」  山梨・石和共立健康友の会

 七月下旬の土曜日、友の会主催で「真夏のコンサート」を、石和共立病院で開きました。実行委員のがんばりで、リハ室は器具類が片づけられ、広々としたホールになりました。
 おなじみとなったバイオリニストの池田敏美さん(元新星日響東京フィル所属)とその仲間(ピアノ・コントラバス)による演奏は、バッハ、ブラームス、日本の歌曲など、心憎い選曲です。
 なかでも、かつてルーマニアの独立運動に加わって獄死した作曲家が獄中で作ったという「望郷のバラード」は、池田さんの繊細で洗練された演奏で百人あま りの聴衆の心をしっかりととらえました。
 六回目を迎えたこのコンサートは、多くの池田敏美ファンを生み、友の会の目玉行事の一つとして地域の人から親しまれています。
(新井光雄通信員)

 

「奥の細道」結びの地へ  岐阜健康友の会

 七月一八日、健康ウォーキングをしました。雨もようながらも二四人が参加。「奥の細道」結びの地、大垣へ出かけました。
 大垣城からスタート。復元された天守閣は、今は郷土博物館となっています。大河川、遊歩道、四季の路へ出ると、句碑も随所に置かれています。
 大垣は水郡と呼ばれ、自然の噴水が湧き出ていて、八幡神社の境内では水を汲む人もいました。飲んでみると冷たくておいしい。
 南へ進むと奥の細道結びの碑があります。芭蕉が「蛤のふたみに別れ行く秋ぞ」と詠んで桑名へ船出をした場所です。
 初めての参加者が二人。続けることの大切さを感じました。
(土井昭則通信員)

 

準備中から並ぶ人が  大阪・耳原友の会泉ヶ丘西支部

 泉ヶ丘駅噴水前で青空健康チェックをしました。テーブルやいすを準備しているそばから、すでに人が並ぶという盛況ぶり。一時間半で八二人がチェックを受けました。
 中高年の受診者が多く、次回の実施日時の問い合わせもありました。「次から相談コーナーを設置しようか」とスタッフから提案も。
(辻野民生)

 

歩くことから健康づくり  埼玉・医療生協さいたま

torikumi156_06 医療生協さいたま(中部地域)では、歩くことから積極的な健康づくりを進めようと、ウォーキング・アドバイザー養成講座を開講。約七〇人の組合員が参加しました。
 六月一〇日、七月八日の二回に分けて開催。講師の佐々木さんの指導で正しい歩き方やストレッチ、そして健康づくりのための「エクササイズ・ウォーキング」について学習しました。
 受講した組合員五四人が「アドバイザー」として認定証を受けとり、地域のリーダーとして、それぞれの支部や班で「健康づくりウォーキング」の普及に活躍 が期待されています。またこのとりくみは、埼玉新聞に紹介されました。
(高澤絢子)

 

心臓の映像に興味津々  愛知・みなと医療生協

torikumi156_07 七月二四日から三日間、小学生を対象にこども保健学校「からだのしくみ探・検・隊」を開催しました。
 初日は自己紹介とグループ対抗のゲームのあと、いざ「病院探検」へ。
 放射線科ではアジのレントゲンやCTを見て、「魚もレントゲンに写るんだ~」とびっくり。
 検査室では心臓エコーを行ない、実際に映像として写る心臓に興味津々でした。
 二日目は、最初に元保育士の組合員が用意してくれた紙芝居を見ました。核実験の「死の灰」が平和な海で暮らす魚たちの体をむしばむ。その恐ろしさを知っ て、平和について考えてもらう企画でした。
 続いて熱田保健所の保健師さんを招いて「たばこの害」について学びました。実際にたばこの煙が肺に入るとどうなるか、模型を使って実験しました。煙のに おいとみるみる変わる肺のモデルに「くさい!」「こんなふうになるんだ」と。保護者の感想にも「この機会に禁煙を考えてみます」とありました。
 三日目は「デイケア体験」。介護保健施設「あつたの森」で利用者といっしょにゲームをしたり、おやつを食べたり、楽しい時間を過ごしました。
(大野太樹)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気10月号No.156より

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