各地のとりくみ

2007年4月1日

生きる権利守ろう!

ぜひ大きな運動を  大阪・茨木診療所健康友の会

torikumi186_05  昨年末、茨木福祉文化会館で「国保制度をよくする茨木連絡会」結成総会を開催。八三人が参加しました。
 準備会を代表して茨木診療所健康友の会の川本健三会長があいさつ。「資格証明書の発行や、差し押さえなど滞納者への制裁措置を止めさせなければならな い。力を合わせて国保制度をよくしていこう」と呼びかけました。
 第二部の学習会では、大阪社会保障推進協議会の森野一志常任幹事が講演。
 「国保制度は社会保障であること、ここが運動の根本です。国保料が高くなったのは、政府が負担する金額を大幅に減らしたから。市の一般会計からの繰り入 れを増やせば、国保料は引き下げることができます。ここが母体になって、ぜひ大きな運動を起こしてほしい」と述べました。
 総会では代表委員や事務局長など、新役員を選出しました。二〇〇七年三月の茨木市議会に向けて、「国民健康保険制度の改善を求める請願署名」にとりくむことを確認しました。
(服部光孝通信員)

 

戦争からは何も生まれない  岡山・ソワニエ看護専門学校

 二月九日、元米軍海兵隊員で、各地で日本国憲法九条の意義を訴えているアレン・ネルソンさんの講演会を開催しました。学生約一〇〇人、外部から約一二〇人が参加。学生の感想文を紹介します。

 「アレン・ネルソン氏講演会では得たものが多かった。ネルソン氏は想像していた体格とは全く違った小柄な、それでいて鍛えられたという精悍な雰囲気、優 しい目元。海兵隊員として銃を持ち、人を殺し、長い月日PTSDと闘い、苦しみを乗り越えて今多くの人たちに生命の尊厳を訴えておられる。その優しい目元 になるまでには何と多くの困難があったことかと思うし、時間というものが心を癒すに必要なものだと改めて思った。(中略)
 実際にお目にかかることができて本当によかった。本だけでもとても感動し、戦争からは何も生まれない、憲法9条を守っていかなければならないんだと思っ た。けれど、ネルソン氏自身の言葉で聞いたとき、本当にその思いはもっと強いものになった。
 それからマスメディアのあり方ということも考えさせられた。社会学の授業でも取り上げられたが、メディア操作をする、意図的に仕組まれた記事を流す、政 府にとって都合の悪いことは流さないなど信じ難いが実際行なわれているのだ。驚くばかり。
 講演会をおこなうにあたって、事前学習をしたり、ポスター作り、進行、接待など役割分担、関連団体への協力依頼をしたりと実行委員の学生は本当にがん ばっていた。力を合わせてすごいことをやってくれたという感動と感謝の気持ちでいっぱい。
 ネルソン氏の伝えてくださった思いを一人ひとり真摯に受止め、一人でも多くの人に伝えていきたい、私たちはその役割を担わなければと思う。
 ありがとうございました。
一年・長野浩美」
(和田幸子)


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いつでも元気4月号No.186より

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