いつでも元気

2009年12月1日

9回目の医療支援で出会った失業者は

福岡・千鳥橋病院

torikumi218_03 二月から、地元の教会の炊き出し日にあわせて医療支援をしています。当初は炊き出しに参加していたのですが「私たちにできることを」と医療支援を始めました。以下、ニュースから九回目の内容を報告します。
 一〇月二日、医学生含む一三人が活動に参加しました。三月以降は生活保護の申請もすすみ、支援を待つ人が減る一方、通りかかって、炊き出しや医療支援を偶然知ったという相談者も。
 この日は東京で失業した、という四二歳のAさんに出会いました。大分の親戚を頼り、東京から五八カ所の役所で支給された交通費(乗車券)で電車を乗り継 いだり、歩いたりして、一五日かかって大分に着きました
 東京から神奈川の藤沢市まで歩いて二日、藤沢市役所を出た後も静岡、愛知、岐阜、滋賀、京都、兵庫、岡山、広島、山口、福岡を通ってきたと。
 しかし結局、大分にも仕事がなく福岡へ。それでも仕事は見つからず、生活保護課に行くと「相談者が多いので一週間後に」といわれ、野宿して相談を待とうとしていました。
 おにぎりの会の協力も得て、教会に相談することに。Aさんは不動産屋のアパートのチラシと、藤沢市から大分まで立ち寄った役所を記録して持っていました。
(松尾春菜)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気12月号No.218より

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