いつでも元気

2010年2月1日

地域の健康守る

保健学校17人に修了証 山形・本間病院友の会

torikumi220_04 八月に当友の会で開校し、四回・一二科目で開催された保健学校が、一〇月二七日に修了しました。
 最終日は茶道の先生の「御点前」をいただきながらの「茶話会」形式で。受講の感想や意見・要望などについて話し合いました。水銀血圧測定の難しさや市の 「出前講座」の活用、各科職員と交流ができてよかったことなどが出されました。
 とくに好評だったのは「メタボ防止」の栄養科の調理実習で、職員から「自分たちのつくったものを食べてもらう姿をふだん見ることがないので、喜んで食べ てくれてうれしい」「交流しながら調理実習は楽しかった」、友の会からは「地域班会でも例会でやってみたい」などでした。
(渡部英男通信員)

「無低事業」半年で市と懇談 兵庫・尼崎医療生協

 当法人が「無料低額診療事業」を開始して半年。市担当部局との意見交換を一一月におこないました。健康福祉局法人指導課長、福祉事務所保護課長らが対応。とりくみの概況を、粕川理事会事務局長、尼崎医療生協病院の多田SWらが報告しました。
 三月から始めた事業の適用者は、九月末までに五一世帯九〇人。生活がギリギリで、医療にかかるお金がなく、市販薬でごまかし、病院に緊急入院したときに は末期がん、数カ月で亡くなられたという事例も一つではありません。これらの報告を、市側も驚いて聞き入りました。
 粕川事務局長は、失業した人たちが「無保険」にならないよう細かな対応を、と要望。多田SWは、国保法四四条を、実情に合わせて運用できるようにすることが急務、と訴えました。
 市の保護課は「生活保護が終わったら制度利用を紹介したい人がいる」。法人指導課は「事業を広く知らせるため、市のホームページや全世帯に配っている『くらしの便利帳』に載せる」と回答しました。
(杉山貴士)

まちかどチェック 神奈川・川崎協同病院

 強化月間を盛り上げようと地元商店街で健康チェックにとりくみました。一〇月三〇日午後、地元桜本商店街で職員一一人が参加し、血圧測定と体組成検査、それに川崎市の医療費軽減請願署名の訴えを企画しました。
 当日は三五人も来ていただいて、増資が四件あり職員大喜びです。体組成検査はトレーナーから測定とていねいな結果返しをして、時間が足りないほどでした。
 私は血圧測定を担当しましたが、参加した方はほぼ全員、日ごろから血圧測定をしているようで驚きました。病院外で血圧を測るのは初めてで緊張しました が、今後も地域の方とふれあえたら、と実感しました。久しぶりに医療生協の運動に参加し、地域の方ともお話しでき、うれしい半日でした。
(森田恵子)

市民病院建て替え問題新局面 宮城・大崎健康福祉友の会

 大崎市民病院を現在地で建替え、としていた約束を市長が反故にしました。これまで市民が一〇〇回にも及ぶ協議で出した結論を踏みにじる暴挙です。
 市長のリコール運動が開始され、多くの受任者(二〇三五人)が集まり、一カ月間の署名運動を展開。成立には有権者の三万七〇〇〇人分の署名が必要で、目 標は四万筆。四月には定例の市長選挙、市議会選挙が予定されていることと重なり、激しい動きになっています。
 大きな問題点は、(1)市長のいう移転先は軟弱な地盤で、大地震に耐えられない。(2)大水害時には、避難が必要。(3)総事業費が高騰する。(4)市 内にある分院(病院)の診療所化が予想される、など、大崎市のみならず、管内の市町村からも疑問の声が出ています。
(菅原博志通信員)

電飾で知らせる「糖尿病デー」 岩手・盛岡医療生協

 今年、「みつばち会」(川久保病院・糖尿病患者の会)が、世界糖尿病デーにちなんで、一一月一四日を中心に、病院前の街路樹に青い光の電飾を施しアピールしています。このとりくみで「世界糖尿病デー」を初めて知った人も多くいました。
(小笠原栄治通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気2月号No.220より

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