民医連新聞

2004年10月18日

盛りだくさんな内容で活動交流 第9回小児医療研究会に200人

 第九回全日本民医連小児医療研究会が、九月一九~二〇日、大阪で開かれました。参加者は約二〇〇人です。六〇を超える一般演題と七つのテーマで行 われたワークショップ、特別報告、記念講演、二つの教育講演、ポスターセッション、夕食活動交流会と盛りだくさんの内容でした。

 全国的な小児医療の退潮の中で、民医連でも、厳しい状況にある私たちですが、報告は学術的なもの以外にも「乳幼 児医療費無料化運動」「医療安全」「患者会活動」など、民医連ならではのものが多く、日ごろの成果をいかんなく発揮し、充実していました。また、院内保育 の職員も参加しワークショップを開きました。

 今回の特徴は、ワークショップを充実させたことです。テーマは、「病棟医療」「一人小児科」「虐待」「外国人家 庭」「院内保育」「小児科研修」「小児救急」。これらはあらかじめ担当者を決め、独自に調査、研究を行い、時間をかけて準備しました。少人数でじっくり内 容を煮詰め、今後の展望につなげることができました。これと並行して教育講演を行うなど、全参加者が充実した時間を過ごしました。

 今回はホームページを一年前から立ち上げ、広報、演題受付をインターネットで行い、その補足をメーリングリストで行うという時代にマッチしたものになりました。(大久保節士郎、東京・立川相互病院付属子ども診療所長)

(民医連新聞 第1342号 2004年10月18日)

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