いつでも元気

2010年6月1日

希望のネットワーク

総合的な生活支援を 石川・金沢北健康友の会

 当友の会は昨年から生活相談に来た人たちの生活再建を支援するとりくみを進めてきました。「住む場所が決まっても仕事はみつからないし、やることがないというのでは希望がない」との声がきっかけです。
 まず始めたのが食事会。浅野支部では、「ことじ荘」に住んでいる人を中心にした激励の食事会と、寄せられた生活支援物資の提供をおこないました。
 こうした経過の中から、「みんなが気軽に集まれる場所をつくろう」という構想が生まれました。そこに来る人がボランティアとして、「お元気ですか」「困 りごとはありませんか」と、ひとり暮らしの人や高齢者世帯を訪問します。出された要望は「べんり君」につなぎ、生活支援のボランティアが援助します。
 また、民医連の事業所と共同して、「きぼうネット(助け合い基金)」をスタートさせました。生活保護など公的制度へつなぐまでの緊急資金を支援するとりくみです。
 夢は大きく、配食サービスや野菜づくりもしたい。とれた野菜で食事会をすれば、きっと楽しさ倍増です。
(藤牧渡)

子育て教室卒業式 医療生協さいたま

torikumi224_02 三月一一日、子育て教室の卒業式がおこなわれました。
 今回は三二組の親子が卒業。同時に「ダイヤモンドチェリー」「トトロ」「うしサマー」という三つの子育てグループが結成されました。
 参加者からは、「この教室に来なければ、ノイローゼ気味になっていたかも。つらいときは同じ班のメンバーにメールすると、『うちも同じだよ』と悩みが一 緒で励ましあえた」「親子リズムをたくさん教えてもらい、親子のふれあいやコミュニケーションをとることができるようになった」「仲間と子育て、地域で子 育ての意味がわかった。これからもみんなでいっぱい学習・交流していきたい」などの感想が寄せられました。 
 地域での子育てネットづくりの必要性と、子育て支援の意義を学んだとりくみでした。
(熊倉正明)

「喫茶でいけあ」オープン 山口・宇部協立病院

 「おしゃれな喫茶店でおいしいコーヒーを飲みたいわ」という利用者の声から始まった「喫茶でいけあ」。
 ひな祭り企画行事で、今年四回目です。
 空きスペースに利用者みんなで作ったおひなさまを飾り付け、素敵な喫茶店の雰囲気に。ドレスアップした職員が提供するさまざまな飲み物に、素敵な笑顔が広がっていました。
(今村直太)

トレー回収で資金づくり 北海道・道南勤医協きずな健康友の会

 「絆の家」近くのスーパーが、〇七年末からエコのとりくみとして、食品包装のトレー回収を開始。一枚一円、五〇〇枚で五〇〇円の買い物券がもらえるしくみです。
 当友の会はこれを利用し、総額三万八〇〇〇円の資金作りができました(三月末までで三万八一五三枚の回収)。
 最終日にはなんと九〇〇枚が届きました。隣町の北斗市から「絆の家」に届けてくれた方、『元気』が届く前に準備して待っていた方、行事に参加したときに バスで大きな袋に入れて持ってきた方。友の会連絡会、函診友の会地協からも届きました。
 資金は諸行事の経費に使いました。小さなとりくみで「絆の家」を支えてくれる多くの方々の温かい思いを感じたとりくみでした。
(大田夏美)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気6月号No.224より

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