いつでも元気

2010年6月1日

地域まるごと健康に

健康相談会を定期開催 宮城・大崎健康福祉友の会加美支部

torikumi224_03 三月二三日、大型スーパー内で無料健康相談会を開催しました。
 買い物客に呼びかけると、三三人の方々が血圧や体脂肪の測定に参加してくれました。絵手紙や新聞ちぎり絵に見とれながら、みなさん気軽に受診してくれま す。「いつもより血圧が高くて心配。すぐ受診したい」「毎月大変ですね」と、会話も弾みました。
 五~一二月は毎月一〇日の花楽市での青空相談会、寒い一~三月は大型スーパー内での相談会。それぞれ客層が違い、やりがいがあります。
 これからも、じぞう市や花楽市、商店街主催の健康相談会に積極的に参加していきたいと考えています。職員の体制が厳しい中でも、「継続は力なり」です。 私たちは地域になくてはならない存在になっています。
(菅原博志通信員)

深刻なアスベスト被害 兵庫・尼崎医療生協

 三月二一日、「アスベスト被害・労災・法律・医療相談会」を開催しました。「アスベスト被害からいのちと健康を守る尼崎の会」(船越正信会長)の主催で、今回が一二回目です。
 相談会では五件の相談が寄せられ、弁護士、医療ソーシャルワーカー、労災関係者などが対応しました。
 「父親を昨年一二月に中皮腫で亡くし、自分も呼吸苦が続いており不安」と訴えてきたAさん(四六)には、父親の労災申請を援助すると同時に、尼崎医療生 協のアスベスト検診か、市の中皮腫検診を受けるようアドバイスしました。
 生まれてから二一年間、クボタ旧神崎工場のすぐ近くに住んでいたBさん(五七)は、学童保育指導員の継続雇用のための健康診断で胸膜肥厚と石灰化が見つ かり、精密検査を指示されました。尼崎市保健所の「健康リスク評価システム」に登録し、継続して健康調査をおこなう「健康管理手帳」制度の活用を呼びかけ ました。
 「アスベスト被害はこれからだ」と民医連が指摘してきたように、潜在的な被害者はまだまだいることを実感させる相談会でした。
(粕川實則)

誘い合って自己チェック 宮崎医療生協大淀支部

 当支部は「なくそう大腸がん、みんなで誘い合って便潜血自己チェック」をあいことばに、組合員を中心に案内状と採便容器を届けました。
 三月四日は一七人が参加。毎回受けている方が初めての方に要領を教えながらの検査です。結果は全員○でした。
 緊張した顔がほころび、定期的に検査することを確認しあいました。
(岩切八郎通信員)

「いのちの山河」に学ぶ 宮城・大崎健康福祉友の会古川支部

 二月二七日、「いのちの山河」上映会に参加しました。
 長く無医村であった岩手県の山あいの沢内村が舞台。父から医者になるよう期待されていた深沢晟雄さんが、戦後の沢内村に夫婦で帰郷し、村が抱える「豪 雪」「多病」「貧困」という三悪を克服しようと立ち上がるストーリー。村長になった深沢さんは、「生命尊重こそが政治の基本」と、地域住民といのちをはっ てたたかいました。涙なくしては見られない映画です。
 四七年前の実話をもとにした映画を見て、赤ちゃんから老人まで粗末にされている「いのち」を大切にする政治に変えていきたいものだと思いを強くしました。
 フロアでは後期高齢者医療制度の廃止を求める署名活動もしました。事務局と私二人で七〇筆をいただきました。
(氏家洋子通信員)


各地のとりくみをお寄せください。編集の都合上短くする場合がありますが、三〇〇字で、写真もつけてください。毎月の締め切りは七日ごろです。

いつでも元気6月号No.224より

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