くすりの話

2002年3月1日

くすりの話 53 ビタミン剤にも添加物?

 ビタミン剤に添加物が入っているのは心配です。健康を守るために食品は選んで買っていますが、薬の場合大丈夫でしょうか?

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 ビタミン剤やドリンク剤には、酸化防止剤や保存料が入っているものがあります。これは、サプリメント(栄養補助食品)として売られているものも同じです。
 食品添加物として使われる化合物が健康に害があるのではないかと避けている方には、心配なことでしょう。しかし、ふつうに使う分には心配はいりません。
 添加剤は、長く保存していてもビタミンが効果をなくさないように加えてあります。たくさんのビタミンを配合したものに、添加剤が配合されていることが多 いようです。ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラベンなど が使われています。
 添加物の量は、1日に摂取する許容量の制限内です。食品からとる分とあわせても問題がない量になっています。多量にとると毒性がある物質でも、動物実験 のデータをもとに、問題がないように量を抑えて使っています。また、安全性を確かめる研究がすすんで、危険な添加物は使われなくなってきています。
 傾向としては、医薬品や食品、化粧品に加えられる添加物は、消費者の不安に応えて、製造工程や流通を工夫して少なくなってきているのです。
 しかし製品によっては、生協などで取り扱いを制限している成分も、医薬品添加物として使われているものがあります。メーカーに対して消費者が「もっと安全な薬にして」と、声を上げていくことも必要でしょう。


 ビタミン剤を使うにあたってどんな注意が必要ですか?

 多くの方には安全であっても、過敏症のある方には問題が起こることがあります。
 また、弱いながらも女性ホルモン作用を持つものもあり、妊婦や新生児に対しては注意が必要となっています。
 医療で用いるビタミン剤は、体力の落ちている方が使うだけに、病気の治療と危険性との判断を専門家がおこないながら、使っています。
 消費者が栄養補助のために使う場合は、まず、パッケージにある成分表示を注意してみましょう。さらに、購入するときに、使いたい理由もふくめ、薬剤師に 相談してみましょう。ビタミン剤は手軽ですが、基本的には食事の改善が大事です。

いつでも元気 2002.3 No.125

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