健康・病気・薬

2015年10月31日

思い出増えたね

将来は医療職に 京都・上賀茂診療所

genki289_36-02 八月一一日、小学四~六年生を対象に、当診療所で医師・看護師体験をおこないました。当診療所では初のとりくみでしたが、二九人の子どもたちが参加してくれました。
 手作りの保険証を用いたカルテの作成から始まり、白衣を身にまとった子どもたちは車イスを操作したり、聴診器で心臓の音を聴いたりしました。尿検査やレントゲン撮影の擬似体験などもおこない、子どもたちの真剣な顔と笑顔が溢れる体験企画となりました。
 終了後は「検査技師さんみたいに実際にレントゲンを撮ってみたい!」「看護師になりたい!」などの感想がよせられました。今回の体験参加がきっかけで、医療職をめざす子どもが一人でも増えればうれしく思います。
(周防麻美)

小さな手で慎重に 千葉健生病院健康友の会

 八月六日、当友の会のお楽しみそば打ち体験がありました。指導してくれたのは当友の会そばサークルの会員三人です。
 三つのグループに分かれ、それぞれ計量されたそば粉と小麦粉をふるいにかけ、三回に分けて水を加え練っていきます。子どもたちは初めての粉の感触に緊張しながらも、「良い香りがするね」と言いながら真剣にこねていました。
 生地をまとめて丸い団子にしてから、丸い棒で縦横に伸ばして畳みます。子どもの小さな手で大きな包丁を持って、慎重になるべく細く切っていきました。切り終わるとほっとして、笑顔に戻りました。
 大人は「腰が痛くなった」「楽しかった。ぜひサークルに入会したい」と話し、子どもたちは「こねるのが固かった」「難しいけど楽しくておもしろかった」などの感想を言い合いながら、自分の打ったそばをていねいにパックに詰め、とても嬉しそうでした。
(山川久子通信員)

毎月開催も視野に 宮城・仙台南健康友の会

 八月一八~一九日の二日間、当友の会主催で「夏休み無料塾」を開催しました。先生役は元高校教諭の当友の会の熊谷郁夫会長と元小学校教諭の友の会員、長町病院医療相談室に実習に来ている学生の三人です。
 子どもたちの楽しそうな声に、隣でお弁当をつくっていた高齢者配食サービス「ほっと亭」のボランティアさんからは「今度は大人の無料塾もやって!」という要望が出されました。
 参加したお子さんのお母さんから「子どもたちがとっても楽しかったと言っています。参加できなかった妹は残念がっています。また参加させてほしいです。次はいつの予定ですか?」と聞かれました。この言葉に後押しされ、毎月開催しようかと相談しています。このとりくみを通じて、子どもの貧困問題などにも向き合っていけたらと考えています。
(平尾伸二通信員)

お菓子で薬剤師体験 岡山医療生協

 七月二一日、NPO法人岡山市子どもセンターが主催する「夏休みフリー塾」で、当医療生協は「ためして合点『薬剤師さんの仕事って?』」を担当しました。抽選で選ばれた小学一年生?六年生の子どもたち二〇人が参加してくれ、講師は岡山共立病院の薬剤師の窪津和久さんが務めました。
 自己紹介で雰囲気が和んでから、窪津さんが用意した紙芝居で薬の種類や薬剤師の仕事を学びました。仕事が理解できたところで、お菓子を薬に見立てて用意された処方せんに合わせて薬袋に名前や用法を記入。処方せんに従ってお菓子を選んで薬袋に入れます。みんな上手に入れていました。
 終了後、お菓子はみんなで食べました。猛暑の暑い日でしたが楽しい時間をすごしました。 
(湯原明慧通信員)

いつでも元気 2015.11 No.289

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