健康・病気・薬

2016年3月31日

広がるまちづくり

要請行動で追求 宮城・大崎健康福祉友の会加美支部

genki294_40_01 当支部は一一月二七日、加美町と色麻町に「医療と福祉の充実を求める要請行動」をしました。
 高すぎる国保税の問題、介護保険事業に関する課題、子育て支援制度などについて要請。町から現状の説明を受けた後に、当友の会の見解を表明しました。
 なかでも、今年八月、二〇世帯に後期高齢者の短期保険証を発行したことについて懇談しました。一一月に短期証を再発行した一三世帯のうち、所得が一〇〇万円未満なのは一一世帯であり、後期高齢者医療制度発足時から保険料が未納だった世帯です。
 町は納入促進だけをおこない、実情は把握していませんでした。今後は町が訪問活動などをして、滞納者の個別実態状況の把握をしていくことを約束しました。
(菅原博志通信員)

認知症にやさしい町 東京・八王子・たま健康友の会

 昨年の共同組織拡大強化月間中に、保健学校「認知症サポーター養成講座」を全五回シリーズで開催しました。のべ一九八人が参加し、三回以上受講した三七人に認定証が手渡されました。
 講師は包括支援センター職員、物忘れ外来医師、薬局長、理学療法士と歯科衛生士、三多摩健康友の会副会長が務め、多彩な学びとなりました。講義の中で「認知症に優しい町は誰にも優しい町」という言葉が印象的でした。
 「誰でも認知症になるかもしれないことがわかった」「認知症になっても自然体で支え合いたい」などの感想が出され、地域での班づくり、居場所づくりの一歩を踏み出す力になりました。月間中には新班も誕生し、仲間も増えました。
(武藤幸子)

検査結果で話が弾む 山形・本間病院友の会

 当友の会では毎月、「まちかど健康チェック」を「かんぽの宿」のエントランスと商店街の空き店舗「ふれっしゅ」の一画を借りて開催しています。市民の方には、酒田市の広報に三カ月分の日程を掲載してもらい、お知らせしています。
 来場者には「健康チェック手帳」を配布して、定期的にチェックした内容が分かるようにしています。毎回一時間で約四〇人が、血圧測定・血管年齢・体組成のチェックに来ます。看護師や友の会員はてんてこ舞いですが、悲喜こもごもの測定結果を見ながら対話が弾みます。
(渡部英男通信員)

金沢大学から学生が 石川県健康友の会連合会

 金沢大学で社会保障を学ぶ学生から「生活保護で暮らす人たちの生活や思いを知りたい」と依頼がありました。三人の学生が「まつもとてい」を訪問し、生活保護を受給している三人の方と話しあいました。
 受給者から「生活保護を受けるために城北病院のケースワーカーが大きな役割を果たしてくれた」「家計簿をつけることでキチンとした生活ができるようになった」「電気代やガス代を節約するためにいろいろな工夫をしたり、スーパーの安売りの時間を狙って買い物に行く」など生活実態が話されました。
 また、「まつもとてい」へのかかわりによって「生きる希望がわいてきた。いつ死んでもいいとも思うが、世の中の役に立っていると思えるから生きられる」と、交流の場が心の拠り所になっていることも話していました。
(藤牧渡)

いつでも元気 2016.4 No.294

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