健康・病気・薬

2016年3月31日

今年もがんばろう!

伝統の初御願 沖縄医療生協

genki294_39_01 日本政府の辺野古新基地建設阻止でたたかっている辺野古住民は、二〇一六年の初日の出を辺野古の浜で迎え、初御願をおこないました。初御願は、辺野古住民の間で伝統的におこなわれている神聖な行事で、地元の長老を先頭にしてニライカナイの神様に平和と繁栄、五穀豊穣を願うものです。沖縄舞踊「谷茶前」を親子で踊ったり(写真)、ラインダンスを踊ったりして楽しくなごやかにおこなわれました。
 集会には稲嶺進名護市長をはじめ県内外から三〇〇人以上が参加して、辺野古新基地建設阻止の決意を固め合いました。稲嶺市長は「今年は基地問題にとどめをさす年にしよう」と意気込みを語りました。
(伊波宏俊通信員)

勝つまで続けよう 北海道・道東勤医協友の会連合会

 いのちとくらしを守る釧路会議と釧路地区労連が一月二一日に開催した二〇一六年合同旗びらきは、憲法前文の朗読からスタートしました。冒頭、渡辺憲一釧路地区労連議長は「戦争法が強行されても、すぐに廃止を求める運動が始まった。釧路でも『ネバーギブアップ釧路行動』が釧路駅前で続けられていることに確信を持って、勝つまで続けよう」とあいさつ。
 道東勤医協、釧路九条の会などからも、「戦争法廃止」や「TPP批准を許さない」との決意表明がありました。当友の会でも「戦争法廃止を求める統一署名」と「社会保障は国の責任です」の署名に力を尽くすことを最重点にしています。
 最後は参加者全員でスクラムを組み、安倍自公政権とその補完勢力を倒す決意を込めて「がんばろう」と声を張り上げました。
(亀井武通信員)

強い農薬を使うと… 大阪・けいはん医療生協

 「健康がいい 平和がいい 未来につなぐ25」と題して、当医療生協の二〇一六年新春のつどいをおこないました。
 辺野古基金共同代表の菅原文子さんが「平和はゼイタクですか」と題して記念講演。アメリカ人の言葉を借りて「沖縄の海兵隊は米国の失業対策」「安倍の片思い。吸い取られて安楽死を願っている」と発言しました。
 無農薬有機農業をしている菅原さんは「農薬を使って野菜を作ると、虫は農薬に負けじと強くなり、さらに強い農薬を投入することになっていくので、無農薬が良い」と力説。今の安倍政権と平和憲法の話につながるように思いました。
 二〇一六年、創立二五周年を迎える同医療生協にとっては、節目となる新年の幕開けでした。
(大森輝夫通信員)

記録的な大寒波 福岡・米の山病院

 一月二三~二四日、当院のある大牟田市は大寒波に見舞われ、マイナス七℃を観測。今までこんな寒さを経験したことがないため、各家庭で水道管が破裂し五五〇〇世帯が断水しました。
 当院も断水し、透析や診療用の水を確保するため、職員は法人の診療所がある熊本県の南関町や荒尾市に水汲みに行きました。地域の方がトイレを借りに病院にたくさん来られ、その水も汲まなければと奮闘。病院にトイレを借りに来るという想定がなかったので、勉強になりました。
 二七日の朝には病院の水道は復旧したので、次は地域を戸別訪問しようと、二〇リットルのポリタンクを抱えて階段を何往復もし、フラフラになりながらも気力でがんばりました。
 ライフラインが一つ止まっただけでこんなに大変なのかと、蛇口をひねったら水が出るありがたさを痛感。東日本大震災の深刻さを改めて感じ、故郷仙台の友達といろいろな話をしました。
(米村理恵)

いつでも元気 2016.4 No.294

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