くすりの話

2001年10月1日

くすりの話 51 目薬のさしすぎに注意

Q:疲れ目がひどく、市販の目薬を1日5~6回さしています。何か注意することはありますか?

A:目薬を1日に何回かささないとすっきりしない、落ち着かないという「点眼薬依存症」の人がいます。市販の目薬は手軽に手に入りますが、使いすぎはよくあり ません。薬の成分が目に残り、角膜が傷ついて痛くなることがあります。市販の目薬はたくさんありますが、これらは疲れ目や軽い充血のときだけ使用し、その 使用も短期間(1~2週間)にしてください。また添付文書に記載されている回数を守りましょう。

目薬の正しい使い方は、
1. 点眼前に手を石鹸で洗う。
2. 顔を上に向けて下まぶたを軽く引き、1滴を確実に点眼する(容器の先がまぶたやまつ毛に触れないように)。
3. 点眼後、清潔なガーゼやティッシュであふれた液をふきとる。
4. 静かにまぶたを閉じて、そっと目頭を押さえ、1~5分間目をつぶる。

2種類以上の目薬をさす場合は、5分以上間隔をあけましょう。続けて点眼すると、あとから使った目薬は吸収されずに流れてしまうので、効果がなくなる場合 があります。振ってから使用するような濁りのある目薬は、目の中で溶けるのに時間がかかる場合がありますので、あとからさした方がよいでしょう。
コンタクトレンズを使用している人は、基本的にははずして点眼し、5~10分たってからつけ直しましょう。ほとんどの目薬はコンタクトレンズには適してい ません。市販の目薬を使う場合は「コンタクトレンズ専用」の目薬を使ってください。
また、目はそれほどたくさんの目薬を吸収してくれません。1回に1滴、確実にさせればそれで十分です。多く使いすぎると目頭にある鼻涙管を通って全身に入 り、副作用をおこすことがあります。とくに緑内障の目薬のβ遮断薬といわれる成分は、喘息や心不全の症状を悪化させる可能性があります。
それ以外の目薬の場合も、同じように副作用がおきる可能性はあります。他の病気で治療していたり薬を服用している場合、たかが目薬とあなどらず、眼科にかかったときは医師に話してください。

いつでも元気 2001.10 No.120

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