民医連新聞

2022年8月2日

LGBTQ講座 SDHの視点から性の多様性を学ぶ

 6月30日、全日本民医連看護理事会の主催で、「すべての民医連職員のためのLGBTQ講座」をオンラインで開催しました。神奈川・川崎協同病院の吉田絵理子さん(医師)を講師に招き、全国から約350人が参加しました。
 講演ではLGBTQ(性的マイノリティー)に関する基本的知識から始まり、社会に存在する差別や偏見が、当事者のメンタルヘルスや医療アクセスを阻害し、具体的にいのちや健康に直結するSDH(健康の社会的決定要因)の問題であると解説。具体的な例を用いて、当事者の困難を実際に考えてみる、個人ワークなども行いました。またLGBTQの当事者でもある吉田さん自身の経験や、患者との交流からの気づきも交え、医療現場で日々起こっている問題や、その解決に向けた実践例を紹介しました。
 最後に吉田さんは「私が民医連に期待すること」として、無差別・平等の医療や福祉、人権や憲法を守り、共同のいとなみを大切にする綱領を掲げた民医連が、性の多様性にとりくむ意義と期待を語りました。

■講演動画配信のお知らせ

 講演の内容は、全日本民医連ホームページ(HOME>職員専用ページ>会員ページ>職員育成部>職員育成動画の部屋)から、9月30日まで視聴可能です。個人や職場での学習に活用してください。また、同ページ内のアンケートにも協力をお願いします。

※専用ページのログインIDやパスワードは、各県連に問い合わせてください。

(民医連新聞 第1765号 2022年8月1日)

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