薬学生の部屋

2016年11月16日

全日本民主医療機関連合会(民医連)の薬剤師活動の紹介★ Pharmacist Guide

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民医連薬剤師活動の紹介 MIN-IREN Pharmacist Guide

Japan Federation of Democratic Medical Institutions.〈MIN-IREN〉

〔民医連は、国連NGO経済社会理事会(ECOSOC)の協議資格認定組織です〕

私たちは「いのちの平等」を掲げ、

地域の方々から信頼される薬剤師として成長し活動していきます。

 

全日本民主医療機関連合会は、141病院・505診療所・352保険薬局などで無差別平等の医療と介護・福祉活動を展開する8万人の全国組織です。

データで見る民医連/他の医療団体との比較など

 

民医連の薬学生の部屋


 

■1.全国の仲間と連携して、安全・安心の医療提供を目指しています

      ~最適で有効・安全な薬物療法のために~

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◆副作用・新薬モニター制度のとりくみ

   民医連はおよそ40年前からお薬の情報を国やメーカーに頼らず、全国の現場からの症例をもとに独自に情報収集と分析を行い内外に配信しています。メーカー添付文書の副作用情報の変更を求めて書き加えさせる事や、臨床での処方設計に役立てること、副作用や薬害を未然に防ぐためのとりくみを積極的に行っています。

副作用モニター情報履歴一覧

 

◆薬事委員会活動

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 民医連に加盟する医療機関では薬事委員会と呼ばれる最適で有効・安全な薬物療法のための委員会を設置し、医師やその他の関係する職種と採用薬などを審査しています。また患者さんの窓口負担軽減のためにもジェネリックの活用を勧めています。

 

◆薬害根絶と被害者に寄り添う

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   日本では残念ながら数多くの薬害被害が繰り返されています。民医連では薬害の歴史から教訓を学ぶことで、お薬の専門家として被害者に寄り添う視点を大切にしています。薬害を繰り返さない為の運動にも参加しています。

医薬品副作用救済制度について

 

 


 

■2.病院で地域で、チーム医療を実践しています

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◆病院の薬剤師活動

 チーム医療の一員として回診、カンファレンスに参加。感染制御や栄養状態、褥瘡予防、医療安全などの委員会メンバーとしてたくさんの職種と力を合わせていのちと健康を守る取り組みに参加しています。入院時の持参薬管理、病棟への常駐配置や夜勤なども最近では増えています。抗がん剤をはじめとした医薬品の管理や調剤、ベッドサイドでの服薬指導、副作用チェックも大切な仕事です。

 

◆保険薬局の薬剤師活動

 保険薬局でお渡しするお薬で適切な薬物治療が行われるためには、患者さんとのコミュニケーションやお薬手帳での管理はもちろんのこと、医療機関や在宅での医療・介護に関わるスタッフとの連携と情報交換が欠かせません。また薬剤師自らが在宅訪問することで、どのような生活の場で服薬されているのかを把握することも求められています。様々な医療機関や医師からの多種多様な処方箋を扱えることも保険薬局の薬剤師の特徴です。最近ではかかりつけ薬剤師や健康サポート薬局、地域包括ケアを具体化する地域連携にも挑戦しています。

 

 WHOの健康権保障を実践するHPHの国際的ネットワークにも積極的な関わりをすすめています。

日本HPHネットワーク


 

■3.60年以上の歴史を持ち、47都道府県に加盟事業所のある全国組織です

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◆全国の仲間との輪を広げ、体感し学び話し合う

 薬剤師職能としての専門知識・技術を向上する研修はもちろん、全国・地域協議会(北海道東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中国四国・九州沖縄)・県連・法人などでの多職種の学術運動交流集会や医療安全集会、全国の新卒薬剤師が一堂に会する全日本民医連新卒薬剤師初年度研修会。広島・長崎・沖縄などへのフィールドワークなども活発にとりくんでいます。刺激し合い、支え合いながら切磋琢磨していきましょう。

 

◆非常時に日常の力やつながりが発揮される

 古くは1959年の伊勢湾台風被災地への全国の民医連事業所からの医療班派遣にはじまり、阪神淡路大震災や東日本大震災、最近の熊本や鳥取の震災などなど、地震や水害、雪害などで被災された地域への医療・介護支援は行政や他の組織からも注目を浴びています。特に大洪水という未曾有の被害に見舞われた東日本大震災では、お薬手帳が流されてしまったり、服用していたお薬が手に入らない中で、全国から支援に駆けつけた薬剤師が全国から寄付された膨大な医薬品の仕訳など延べ670人で薬剤師としての力を発揮しました。

生きることを支える 東日本大震災の救援活動から

 

 

◆だれもが安心して住み続けられるまちづくりを

   民医連はその創設から地域や患者さんなどの要求で誕生し、“患者さんとの共同の営みとしての医療”や“地域に根ざし地域で暮らし働く人たちと共に健康づくりをすすめる”というスタンスで事業と運動を展開してきました。現在全国に360万を超える医療生協組合員・健康友の会の組合員、会員さんがいらっしゃり、共同と連携を強めながらだれもが安心して住み続けられるまちづくりを前進させています。

「いつでも元気」くすりの話し

 

画像;広島民医連 (株)ピーエムシー企画、東京民医連 (株)外苑企画商事・(株)城南医薬保健協働、大阪民医連 耳原総合病院、鹿児島民医連 総合病院鹿児島生協病院 

 

 

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