民医連新聞

2002年6月21日

「有事法制取り下げ決議を」と区への陳情運動を行っています

反対!有事法制

「有事法制取り下げ決議を」と区への陳情運動を行っています

東京・北病院看護師
益子美登里さん(26)

 ほくと医療生協の青年職員でよびかけて、「メディカル ピースウエーブ~平和を守る青年医療従事者の会~」という集まりをつくりました。私たちの病院のある東京都北区議会に「有事法制(案)の取り下げ」を決議するよう、陳情書を集める運動・署名運動を行っています。

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 私たちが行動しているのは、「戦争反対!!」のひとことにつきます。医療改悪が続いてただでさえ働きがいも見えにくい忙しさがあって…と、医療の世界だけでもたいへんなんです。有事法制で戦争協力なんかさせられちゃうようになると、加害者になる。そんなのいやですから。
 戦争体験者の患者さんからも「戦争はもう絶対にだめ」ときいていることも大きい。昔のまちがいをまたくりかえしてはいけない、自分たちの未来だってなくなります。

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 陳情の署名は、組合員さんにお願いしたり区内の集まり、駅頭で宣伝するなどして集めました。一次分の一九〇〇筆超を区に提出しました。この陳情を思いついたのは、少し前に労組から提出した「医療改悪反対」の陳情が採択されたのを知ったからです。 
 「平和を守る青年医療従事者の会」に賛同してくれる青年職員は、けっこういます。
 若い医師が「アメリカの戦争に日本がくっついていくような法律は、マズいよね」と発言してくるなど、みんな危機感をもっています。いま33人が賛同。動いてくれる人はまだまだなので、がんばりたいと思っています。

(民医連新聞2002年06月21日/1279号)

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