事業所のある風景

2015年5月15日

徳島/健生石井クリニック・健生石井老健うぐいす 地域にねざした事業所をめざして

 健生石井クリニックと健生石井老健うぐいすは、2009年11月に前身の健生石井病院から1階を医科診療所と通所リハビリテーション、2階の入院病棟を老健施設へと転換したものです。2014年、開設から5周年を迎えました。
 「住み慣れたまちで安心と共感のある医療・介護を提供すること」「明るく家庭的な雰囲気で地域や家族との結びつきを大切にすること」を理念とし、地域や組合員の方々のご協力を得ながら、調剤薬局や近隣医療機関、徳島健生病院をはじめとする関連事業所等と連携し、医療・介護活動を行っています。

自然豊かな地域での医療・介護活動

 石井町は徳島市の西に隣接し、広大な平野と吉野川、支流である飯尾川に囲まれた自然豊かなところです。人口は約2万6000人。町内の高齢化は進んでいますが、近年はベッドタウンとしてマンションや住宅地も増加しています。
 当事業所は徳島市中心部から約10キロ離れた田んぼの真ん中にありますが、近くには大型商業施設もあり不便さは感じません。農業が盛んで作業のあいまに診察に来られる方や、農繁期は忙しくて来られないと嘆かれる方も数多くいらっしゃいます。
 また振動病、じん肺などの疾病のとりくみや、労働衛生指導、肝炎専門医療機関としての治療も展開しています。

「あきらめない介護」を目標に

 「あきらめない介護」を目標としている通所リハビリテーションは、当初は町内で初めてのデイケア施設として始まり、リハビリを強く希望されている利用者には好評をいただいています。
 健生石井老健うぐいすは入所定員数29人と家庭的な雰囲気のなか、その方にあった生活と訓練を行っています。季節に合わせたさまざまな行事やサークル活動、月1回の歯科衛生士による口腔ケア、カラオケや喫茶などの催しも工夫しています。
 特に脳の活性化、認知症の症状軽減を目的とした臨床美術クラブによるサークル活動では、臨床美術士のアドバイスのもと、回数を重ねるたびに作品の完成度、表現力がアップし、できないと思っていたことができるようになることで入所者のみなさんの笑顔が増えています。
 また、支部やボランティアの方々と一緒に月1回、事業所周辺の清掃を行う「クリーン作戦」やご近所のスーパーのご協力を得ての「健康チェック」の実施、また、医療や介護にまつわる学習会を定期的に開催しています。
 今後も地域とのつながりを深め、よりよい医療・介護を提供し続け、地域に根ざした事業所をめざしていきたいと考えています。

健生石井クリニック健生石井老健うぐいす 事務長 西占 貴子 )

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