声明・見解

2003年1月15日

【声明2003.01.15】内閣総理大臣 小泉純一郎 様

2003年1月15日
全日本民主医療機関連合会会長 肥田 泰

 私たちは、今回あなたが靖国神社への参拝を行ったことに強く抗議します。
 靖国神社は日本の侵略戦争の精神的支柱をはたしたもので、首相の参拝は戦前の侵略戦争を反省せず、国際平和を願う心とは無縁のものです。しかも、アメリ カによるイラクへの武力攻撃に対して強い懸念が表明され、問題の平和的解決を求められる時期に、靖国神社への参拝を行ったことは、平和を願う国内外世論に 背を向ける態度であるといわざるを得ません。
 また、中国・韓国などアジア各国からきびしい批判が寄せられている中で、一昨年、昨年に続いてA級戦犯を合祀している靖国神社に三度参拝を強行したことは、戦前の侵略戦争に対して反省の言明にそむく態度です。
 私たちは、いのちを守る医療従事者として、戦争につながるあらゆるうごきに反対するものです。今回のようなうごきが二度とくり返されないことを強く申し入れるものです。
 同時に、国会で継続審議となっている有事関連三法をただちに撤回し、イラクへの軍事攻撃のうごきに対しても反対の態度を明確にすることを要求します。

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