健康・病気・薬

2016年2月29日

学んで元気に

予防接種の学習で 京都・吉祥院健康友の会

genki293_42_02 一一月二八日、当友の会政所町班の班会を友の会事務所で開催しました。「予防接種のはなし」と題し、吉祥院病院の薬剤師さんがパワーポイントを使って、インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンについてわかりやすく説明してくださいました。参加者のいろいろな疑問や日常思っていることを話し合いました。
 共同組織拡大強化月間中だったので『元気』購読も呼びかけました。後日、一人の方から購読を約束してもらいました。今回は七人の参加でしたが、これからも回数を重ねて、参加者も新たに増えるように継続していきたいと思います。
(村上福治)

不安ばかり考えず 千葉健生病院友の会

 一二月一日、当友の会で「地域包括ケアシステム」についての学習会がありました。講師は社会福祉士でケアマネジャーの加藤久美さん(千葉民医連事務局長)。資料に沿って、ていねいに説明してくださいました。
 「介護保険制度がスタートする時、〝家族介護を社会で支える公的介護保険制度でバラ色の保険〟と言われた。しかし、国は二〇二五年を目標に介護事業を自治体に移し、自治体を中心とした『地域包括ケアシステム』をすすめようとしている。介護や医療などのあらゆる公的サービス・給付が厳しく削減され、さらなる制度改悪が狙われている」と話しました。参加者はメモを取りながら、熱心に聞き入っていました。
 最後に当友の会事務局長が「皆さん、今日は自分の足でこの会場に来ました。お元気ですね。不安ばかりを考えず、この気力と元気を継続するために友の会の行事やサークル、ボランティアにこれからもぜひ参加してください」と締めくくりました。
(山川久子通信員)

患者もいっしょに 石川県健康友の会連合会

 今月も『元気』読者会を開催しました。12月号の表紙をめくって、菅原文子さんの巻頭エッセイ「辺野古の未来と司法の良心」に話題が集まりました。沖縄のたたかいに共感しながらも「司法の良心が本当に生かされるのか」など疑問が出され、そこから話はTPPやマイナンバー制度にまで広がりました。
 この日のメーンテーマはけんこう教室の「女性の尿もれ外来について」でした。男性の方もいっしょに読み合わせして、「最近トイレが近くなった」「我慢した方がいいのか」など自分たちの経験なども話しながら、わいわいと盛り上がりました。
 医療も日進月歩で、治療法も変わってきているとのこと。「患者の私たちも、うんと勉強しなければならないね」と確認し合った学習会でした。
(升幸次)

平和サロンで戦争体験語る 京都・左京健康友の会

 当友の会社保平和委員会では、毎月一回「平和サロン」を開催しています。友の会事務所の一角をサロンスペースにして、二〇〇円でコーヒーとお菓子を提供しています。今回は一二月八日に開催し、太平洋戦争開戦の日ということで、当時を経験された役員さんにお話を伺いました。
 開戦当時小学校一年だったSさんは、「戦時中、足に重傷のやけどを負い入院した。ある日、信頼する担当医が来て『先生は、兵隊さんのけがを治しに行ってくるね。帰ってきたら、Sちゃんの治療の続きをしよう』と言った。帰りを待ち続けたが、やがて戦争が終わった。その後も医師の消息はわからなかった」と語りました。
 その他の参加者からも、身近な人から伝え聞いた戦中の話が語られたり、家に所蔵していた当時の写真や太平洋戦争開戦の詔書などの資料を持ってきてくださったりと、当時を知る貴重な機会になりました。
 戦後七〇年以上が過ぎて戦争を知る世代が本当に少なくなっている今、身近な人からの話を聞き不戦の誓いを新たにするとりくみとなりました。
(加藤ちえ)

いつでも元気 2016.3 No.293

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