くすりの話

1997年1月1日

くすりの話 飲み忘れに気づいたら

Q:薬を飲み忘れたことに気づいたら、どうすればいいのですか。

A:次の服用時間まで時間があるときは、気がついたらすぐ飲んでください。服用時間に近かったり、その時間がきてしまったら、1回分はあきらめましょう。決して2回分を同時に飲んではいけません。
1日3回服用の場合は、次回服用まで4時間以上、1日2回の場合は5時間以上、1日1回の場合は8時間以上をあけましょう。(東京・たくみ外苑薬局 高井紀子)

Q:かぜをひいて熱が出たとき、病院で薬をもらいました。次の日、熱が下がったので飲むのをやめてしまったのですが、残った薬はどうしたらいいのですか。また、耳が痛くて耳鼻科で薬をもらいました。痛みが治っても全部飲むべきですか。

A:いわゆる「かぜ薬」というものはなく、咳にたいしては咳止め、熱にたいしては熱さましが処方されます。したがって症状がおさまれば、飲まなくてもよいこと になります。残った薬は処分することが原則です。とくに水薬は処分してください。ただし解熱剤、鎮痛剤、喘息の発作をしずめる薬(とん服薬として処方され ることが多い)などは保存しておき、上手に使うことも重要です。
耳が痛むのは急性中耳炎だろうと思います。細菌によるものが多く、耳鼻科ではきっと抗生物質が出されたでしょう。この場合は、再燃しないためにも最後まで飲む必要があります。(東京・立川相互病院医師 大久保節士郎)

Q:残った薬は、どのくらいの期間使えますか。

A:薬の種類によって異なります。ただし、残った薬を使う場合はよく知っている薬に限ってください。湿気や光を防いできちんと保存した場合の保存期間の目安は次のとおりです。

(1) 薬局内で混合した粉薬や開封済みの湿布は1カ月。
(2) 軟膏つぼに入った軟膏チューブは3カ月。
(3) 使いかけの軟膏チューブは6カ月。
(4) 坐薬やヒートシールに入った錠剤、カプセル剤は1年。
(5) 調合した小児用シロップ剤は残ったら廃棄してください。
(東京・西大島薬局 岡田江理)

Q:薬を飲んだり飲まなかったり、また飲む回数を減らしてたりするとどんな影響があるのですか。

A:かぜのときに処方される薬ぐらいならあまり問題にはなりません。しかし、高血圧その他の重要な薬では、このような飲み方をしていると効果がありません。また、医師は薬を飲んでいるものと考えますので、薬の量を増やしたり、もっと強い薬にしたりすることもあります。
症状のないときは、とかく忘れがちです。飲み忘れがあることを告げて、服用回数が少なくてすむ薬に変えてもらうのひとつの方法です。(東京・立川相互病院医師 大久保節士郎)

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