声明・見解

2003年10月28日

【声明2003.10.28】いまこそ政治を変えて、平和な社会と安全・安心の医療・福祉・年金を! 全国の医療・福祉職場に働く仲間のみなさんに呼びかけます

2003年10月28日
全日本民主医療機関連合会  会長  肥田 泰
日本医療労働組合連合会 委員長 田中千恵子

  みなさん
 いま21世紀の日本の進路に関わる政治戦がたたかわれています。
 今回の政治戦は、平和とくらしをまもり安全で安心の社会をつくる方向に政治を変えるのか、それとも憲法改悪し戦争する国づくりをすすめ、はたらくものの 暮らしを破壊する消費税引き上げ、社会保障きりすての政治をつづけるのかが問われる大切なたたかいです。

 みなさん
 小泉内閣と自民・公明・保守の与党三党は、3000万にもおよぶ国民の反対署名をふみにじって健保本人三割負担と老人医療の大改悪を強行しました。ま た、国公立・公的病院の統合や廃止を押しすすめ、地域医療を突きくずしてきました。さらには現在国立病院の医療を担っている7500人の職員の首切りまで 行おうとしています。
 いま、全国の地域では、患者になれない病人が急増し「いのちを削る痛みには耐えられない」「医療改悪をもとに戻して」という悲痛な叫びがあがっていま す。

 みなさん
 今回の政治戦をめぐって、小泉首相は「自民党内閣か民主党内閣かを選択する」といい、マスコミなども「二大政党・政権交替」をことさらに取り上げていま す。しかし、自民党と民主党のマニフェスト(政権公約)をみると、いずれも「消費税引き上げ」と「憲法改正」をかかげており、ほとんど変わりありません。 いま、国民の願いは増税ではなく税金の使い方を改めて社会保障充実をすすめることであり、そのことが日本経済の回復の上でも必要です。また、憲法九条をは じめとした平和憲法をまもり、イラクへの自衛隊派兵をやめよという世論は日々強まっています。

 私たちは、すべての医療・福祉職場にはたらく仲間のみなさんに呼びかけます。
 日本の平和な未来を危うくする憲法改悪とくらし破壊の消費税引き上げを許してはなりません。また、安全・安心の医療と福祉を実現し、年金・社会保障の充 実をはかるために、悔いのない選択をしましょう。
 いまこそ、私たちの意志表示の機会であり政治を変える絶好のチャンスです。国民や医療機関に激痛を与えつづけている自・公・保政権にきびしい審判を下す ときです。学習と対話をすすめ、主権者としての明確な意志を示しましょう。

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