事業所のある風景

2016年12月15日

民医連事業所のある風景 千葉/北部診療所 民医連綱領で結ぶ 地域包括ケアの実現を

 北部診療所は創立60周年、戦後70周年の2015年5月に新築リニューアルオープンしました。

 事業内容では、外来、在宅、通所リハビリテーション、居宅介護支援を展開し、常勤職員18人、非常勤職員は送迎運転手なども含め36人、タイムカードホルダーも足りないくらい診療所としては大所帯です。その力を結集し、千葉市北部のかつての軍都から、いのちと平和を守る砦として微力ながらも存在感を示し、「民医連の原点は診療所にある」、「いつでもどこでも誰もが受けられるよい医療と福祉を」との思いを実践に結びつけています。

経営支える訪問診療やデイケア

 外来診療は月曜日から土曜日までの午前外来、月曜日と木曜日の午後外来、そして夜6時から8時まで受付している月曜日から金曜日の夜間外来です。小児から高齢者まで幅広く家族ぐるみで来院され、特に夜間外来は平均20人、所長が担当する月曜日と水曜日は「30人が普通、40人で少し忙しかったな」と思えるほどで、看護師も2人体制で検査や処置に対応しています。他がやっていない時間帯ですが「選ばれている」と実感しています。

 訪問診療は月曜日から金曜日の午後、約80人の管理で往診患者のべ数は約160人。病気が重い方も多く、日当円は約3万7000円。国立病院や大学病院からの紹介も多く、全国的な傾向かもしれませんが、往診が決まってからこちらで介護保険の手続きを始めることもあります。初めての往診の日が看取りになることもありました。

 デイケア(通所リハビリテーション)も念願の「風呂付き」となり、多くの方に喜ばれています。またリハビリマネージメント加算Ⅱにもチャレンジした結果、利用者増、入浴加算、リハマネ加算などにより日当円は1万2000円台、2015年度の収益は前年比1157万円増、2016年度上期も前年比544万円増で、診療所の経営を支えるほどになりました。

 ケアマネジャーも常勤3人体制で、同居することになり、より連携がとりやすくなりました。てんだい訪問看護ステーションへの集中減算に神経を使いながら、利用者、家族、事業所、地域ともきめ細かな関係を築いています。

牽引的役割を担って

 建て替えの意義については「古くなったから建てかえる」だけでなく「千葉民医連のなかで牽引的な役割も果たす」と強調してきました。そんな思いもあり、県連主催の学術運動交流集会には診療所から8演題の発表で賑やかし、夏の原水爆禁止国民平和大行進では、千葉県内コース13日間の日程を2年続けて通し行進しています。保険薬局や訪問看護ステーションなども含め北部診療所グループで臨む13日間は、集合場所まで始発電車で行く職員のことや、豪雨や熱中症のことを心配し合いながら、平和への思いが襷で結ばれる暑い熱い期間でもあります。

 千葉は事業所名を冠した共同組織ですが、いよいよ今年の総会で「北部診療所友の会」から「ちば北部健康友の会」へと改名し、より一層地域に根ざし、無差別・平等の地域包括ケアの実現に向け、健康体操会を中心に飛躍をはかろうとしています。

 民医連の診療所であることにこだわり、「民医連綱領で結ばれているんだ」と思える力を育んでいける北部診療所でありたいと思っています。

(北部診療所 事務長 宮島  光之)

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