事業所のある風景

2019年9月17日

民医連事業所のある風景 岩手・メディカルフィットネスLa・La 健康寿命をのばすとりくみを通じて 安心して住み続けられるサポートを

伝統や文化が豊かなまち、盛岡

 盛岡には、豊かな自然や先人が築き上げてきた伝統や文化など、さまざまな価値や魅力があります。今を生きる私たちも誇りや愛着を感じるものばかりです。
 盛岡市は、中華麺の購入が全国の県庁所在地で第1位となるなど、市民に麺がとても好まれているまちです。とくに「わんこそば」「盛岡冷麺」「盛岡じゃじゃ麺」は、「盛岡三大麺」としてマスコミに取り上げられる機会も多く、全国的にも有名な存在です。

医療と連携して健康増進めざす

 盛岡医療生協は昨年度、創立50周年を迎え、盛岡市のタカヤアリーナで「盛岡医療生協50周年大健康まつり」を開催しました。来場者数は約5000人で、組合員・職員はもちろん、市民の皆さんにも楽しんでいただくことができました。
 当施設は、「健康であり続けたい」「みんなで楽しく運動できる施設がほしい」という組合員さんの声をうけて、2007年3月、県内第1号のメディカルフィットネスとして川久保病院の敷地内に開設しました。
 会員区分は、フィットネス会員(65歳以下)、シニア会員(65歳以上)、医師の管理のもとトレーニングを行うメディカル会員の3区分となっています。20代の方から最高年齢92歳の方まで、幅広い年齢層の方に生活習慣病の予防・改善や健康づくりを目的としてご利用いただいています。病院の敷地内にあることで、医療スタッフとのカンファレンスで、情報交換・伝達を行えるのが利点です。また、会員以外にも、生活習慣病の教育入院患者を受け入れています。医師・看護師・管理栄養士と協力し、食事療法と運動療法を併用することで体重の適正化、とくに内臓脂肪の減少に努めています。

笑いとふれあいの健康づくり!
利用者の笑顔をパワーに!

 当施設は運動だけではなく、出会い・ふれあいの場ともなっています。
 利用者さんからは「たくさん話し相手がいるので楽しく運動ができる」「この年齢になってお友達ができ、ランチの約束をした」などの声が聞かれます。友達ができることによって運動が継続しやすくなり、また外出の機会が増えたことで閉じこもりの予防にも繋がっていると感じます。
 当施設に通うのが困難な方に対しては、スタッフが組合員の支部・班や地域に出向いて、リズム体操やセラバンド、ウォーキング指導などを行う「出張教室」も定期的に実施しています。
 利用者さんの「今日も楽しかった」「膝や腰の痛みが少なくなった」「前よりも歩くのが楽になった」などの声に、スタッフはやりがいを感じています。利用者さんの笑顔が何より私たちにパワーをくれます。

健康寿命をのばそう!

 現在、平均寿命と健康寿命の差が男性は約9年、女性は約13年となっています。
 医療の進歩とともに平均寿命はさらに延びることが予想されています。平均寿命に健康寿命が追いつかないと、日常生活に制限のある期間が拡大し、本人の生活の質が低下するだけでなく、介護をする家族らの負担も大きくなってしまいます。
 私たちは健康寿命をのばすとりくみを積極的に行い、運動を通じて、地域の人々が健康で安心して住み続けられるよう、サポートしていきたいと思います。

メディカルフィットネスLa・La 岡本 寿)

お役立コンテンツ

▲ページTOPへ