介護・福祉

2021年3月2日

現場の声で制度改善を 介護署名18万筆を提出

 2月17日、参院議員会館で「コロナ危機から介護を守って! 署名提出2・17国会行動」にとりくみました。主催は中央社保協、全労連、全日本民医連、認知症の人と家族の会、21老福連、医療・介護・福祉の会、守ろう! 介護保険制度・市民の会の7団体。会場に約30人、全国40会場とオンラインでつなぎ、計約75人が参加しました。
 STOP介護崩壊署名18万279筆を提出。新型コロナ対策の強化、介護報酬の引き上げ、介護従事者の大幅な処遇改善、介護保険制度の抜本改善を求めました。
 それに先立ち厚労省と懇談し、事前に送った質問事項について同省各部局が回答。しかし、コロナ禍の介護事業所に対する支援、介護報酬改定、介護人材不足など21項目の質問に対する満足な回答はなく、参加者から「あまりに冷たい」「現場は到底納得できない」との声があい次ぎました。
 非常勤ヘルパーの女性は「利用者宅へは直行直帰、個人防護具は自前。自分が感染源となり利用者が死亡したら、誰が守ってくれますか」と涙ながらに訴えました。

(民医連新聞 第1732号 2021年3月1日)

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