声明・見解

2021年7月5日

【要請書2021.07.02】新型コロナウイルスワクチンの供給不足に関する緊急要請書

2021年7月2日
新型コロナウイルスワクチン接種担当大臣 河野 太郎 様
厚生労働大臣 田村 憲久 様
全日本民主医療機関連合会
会長 増田  剛

 河野大臣は、これまで「新型コロナウイルスワクチン接種を加速させる」と表明し、自治体や医療関係者等は接種体制を確保し、これに応えてきました。しかし、河野大臣は6月23日の記者会見において、ワクチンの供給不足を発表し、職域接種の中止を表明しました。
 ワクチン不足は、職域接種、大規模接種、さらには医療機関の接種にも影響を及ぼし、予約者へのワクチンも不足する事態となっており、接種を待ち望んでいた国民はもとより、これまで厳しい現場体制をやり繰りしながら協力してきた、自治体及び医療関係者等は大混乱に陥っています。
 経過を辿れば、高齢者や基礎疾患を有する方への接種が終えていない段階で、接種対象を拡大した上、国民に対して接種を煽った末にワクチン不足に陥ったものであり、あまりにも無計画で杜撰と言わざるを得ません。
 国に対し、ワクチン不足により生じた混乱について、緊急に対処することを求めます。以下、要請します。

  1. ワクチン不足の全容を明らかにするとともに、これまでの都道府県ごとの供給実績と、今後の供給の見通しを示すこと
  2. 希望する全ての人が接種できるようワクチンを供給すること。また、接種予約が困難な人や、接種会場にアクセスができない人などが、取り残されることがないよう尽力すること
  3. 1回目の接種終了者が、同一のワクチンで2回目の接種ができない事態は絶対に回避するよう、責任をもって対応すること

以上

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