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民医連医療

民医連医療

民医連事業所のある風景 兵庫・小規模多機能ホーム野里 一人ひとりに寄り添う、地域に寄り添う

介護のワンストップ事業所として

 姫路医療生活協同組合・小規模多機能ホーム野里は、姫路市中心部の城下町として発展した「野里」地区に、2018年に開設しました。
 現在、管理者1人、看護師1人、介護支援専門員(ケアマネジャー)1人、介護職14人、営繕1人、事務職1人の計19人で、24時間365日休まず運営しています。小規模多機能ホームの最大の特徴は、「通い」「泊まり」「訪問」という三つのサービスを、一つの事業所でワンストップ提供できる点にあります。1日の定員は18人と小規模で、すべてのサービスを〝いつもの顔なじみのスタッフ〟が担当するため、環境の変化に不安を感じやすい認知症の方や、新しい場所が苦手な方も安心してご利用いただけます。
 当事業所では、職員と利用者の距離が近く、信頼関係を築きやすいことも特徴です。ご家族との関係性も深まりやすく、利用者への支援はもちろん、ご家族の伴走者としての役割も大切にしています。また、ケアマネジャーが事業所内に在籍していることも、安心感につながっています。
 現場は毎日が変化に富んでおり、スタッフは常に〝マニュアル以上のプラスアルファ〟を意識しています。「今日は食欲がないけれどポカリゼリーなら飲めそう」「訪問時の様子がいつもと違うので、泊まりに変更して様子を見よう」など、日々利用者と接しているからこそ気づける小さな変化や言葉にできない思いを見逃さず、柔軟に対応しています。急なプラン変更にも対応できることは、小多機ならではの強みです。どんなときも笑顔と寄り添う姿勢を忘れず、プロとしての誇りと責任、そして温かな人間味を持って、私たちは現場に立っています。

10ケアにとりくんで

 現在、法人全体で「生協10の基本ケア(10ケア)」にとりくんでいます。利用者一人ひとりの〝その人らしい暮らし〟を大切にし、「起きる」「食べる」「話す」「出かける」といった当たり前の日常生活を支えることで、自立支援と生活機能の維持向上をめざしています。
 当事業所では、10ケアの一環としてイベントにも力を入れています。地域の音楽会への参加、年2回の「にじいろマルシェ」の開催、回転寿司や喫茶店での外食、運動会や流しそうめんなど、利用者と一緒に楽しむ時間を大切にしています。これらのとりくみは、心身の活性化や地域社会へ参加する機会にもつながっています。利用者一人ひとりが楽しみや役割を持ちながら、その人らしく過ごせるよう支援しています。
 「一人ひとりに寄り添う、地域に寄り添う」という小多機グループの理念のもと、「第2の自宅みたいや」「野里があってよかった」と思っていただける事業所をめざし、職員一同これからも力を尽くしてまいります。
小規模多機能ホーム野里 管理者 小田衣織)