7月の全日本民医連理事会 概要
七月の西日本豪雨災害は多くの犠牲者を出し、多数の家屋倒壊や浸水、交通網の寸断が発生しました。また、岡山・倉敷医療生協真備歯科診療所は、一階が冠水し、甚大な被害が発生し、診療停止を余儀なくされました。
全日本民医連として、八月末までの支援活動について、①岡山支援(救急患者増、避難所医療支援確保のための医師支援、真備歯科診療所の再建を真備地域の復興と重ねてとりくむ運動化)、②広島支援(安芸郡坂町小屋浦地域への生活復興支援、当面八月末まで毎週水・木、土・日を全国支援としてとりくむことなど)、③国、自治体への要望活動(災対連と協力した記者会見や要請活動など)、④岡山民医連、広島民医連以外の県連のとりくみの把握と連絡体制の確立などの四点を重点的に具体化することを確認しました。
全国に提起した義援金のとりくみは、七月一八日現在、一二五万三〇六円になっています。
第一回評議員会(八月一八~一九日)は、朝鮮半島をめぐる平和や核兵器廃絶への積極的な動きがある中、安倍内閣の戦争できる国づくりと社会保障削減に執着する、異様かつ危険極まりない情勢のもとで開かれます。
九条改憲発議を当面阻止したことに確信を持ち、平和と社会保障の運動のいっそうの前進、「医療・介護活動の2つの柱」の実践で経営や職員育成との好循環をつくりだす日常活動の交流、具体化の意思一致を行います。
また、民医連全体で医師集団の現状を把握し困難を打開する、医師集団が生き生き活動し、その姿に憧れて研修医が集まるために、組織として何をなすべきかも議論します。
その他の課題では、第四三回総会方針学習は、職責者以上の読了四三%、学習会三六四六回・延べ三万三三一二人の到達です(六月末)。一○○%やり切りましょう。
また、全法人対象の医師の労働時間短縮に向けた緊急的なとりくみに関連するアンケートの実施(七月末締切)を確認しました。
沖縄県知事選挙は、六月理事会で確認した「二○一八沖縄民医連平和をまもるたたかい・沖縄県知事選挙への全国支援」の具体化を呼びかけました。翁長知事の急逝にともない九月一三日告示、九月三〇日投開票で決定。
(民医連新聞 第1674号 2018年8月20日)