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民医連新聞

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各地の介護ウエーブを交流 介護・福祉責任者会議を開催

 昨年12月12~13日、東京都内で2024年度介護・福祉責任者会議を開催し、42県連から243人が参加しました。
 全日本民医連介護・福祉部部長の平田理さんが「各地の介護ウエーブのとりくみが一段違う次元に発展。衆議院議員選挙を経て情勢は大きく変わった。介護現場の声を届け、介護を本来あるべき姿にするため、ともにがんばっていこう」とあいさつ。事務局次長の林泰則さんが問題提起案の提案と、事前アンケート調査結果の報告を行いました。
 介護ウエーブセッションでは、北海道民医連の田中亜樹さん、やまなし勤労者福祉会の横内俊洋さん、沖縄にじの会の玉城好文さんが活動報告を行い、また指定報告では茨城保健生協の加賀美理帆さん、東京・健和会の石井雄二さん、長野・ゆいの里の篠田淳治さんが実践の経験を語り、特別報告として石川勤医協の澤口智人さんが「能登半島地震・豪雨災害」の報告をしました。
 2日目は実践女子大学教授の山根純佳さんが「ケア労働の賃金はなぜ低いのか・ケアの市場化における選択と競争」をテーマに学習講演をしました。
 参加者からは「介護の準市場化で利用者の選択の自由が奪われ、事業者側が利益優先で利用者を選ぶ構造となった。人権が侵されている矛盾にハッとした」などの感想が出ました。全体を通して「全国の仲間の積極的な運動を生で聞けて、大変刺激になった」「大変な状況のなか、参加できて良かった」との声がありました。(全日本民医連介護・福祉部 若林剛)

(民医連新聞 第1822号 2025年2月3日号)

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