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民医連新聞

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戦争でなく平和なくらし 2025憲法大集会

 5月3日、東京都内で「未来は変えられる! 戦争でなく平和なくらし! 2025憲法大集会」を開催し、3万8000人が参加しました。同実行委員会を代表して菱山南帆子さんが「これまでの改憲危機を跳ね返してきたのは、憲法守る市民の運動があったから」とあいさつしました。
 日本原水爆被害者団体協議会代表委員の田中熙巳(てるみ)さんは、「世界は核戦争がはじまる危険な状況にある。核兵器の使用を許さない運動を70年にわたりつくり上げ、80年間核戦争を起こさせなかった日本被団協が役割を評価され、ノーベル平和賞を受賞した。核兵器は非人道的な兵器。戦争も核兵器もない世界をつくろう」と訴えました。元経済産業省官僚の古賀茂明さんは「長距離ミサイルを中国に向けるのではなく、対話することが憲法の精神。参議院選挙で勝って、戦争できる国から憲法を復活させ、理想を掲げて世界に訴えていこう」と呼びかけました。また立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組、社民党、沖縄の風から連帯のあいさつがありました。
 憲法共同センターの小田川義和さんが、「THE END自民党政治の運動をひろげ、大軍拡反対の署名など、都議選や参議院選挙で争点にしよう。戦争のない平和な社会、人格を尊重し、格差と貧困のない社会をつくるために、今できる行動を積み上げていこう」と行動提起しました。
 集会参加者は、2つのコースに分かれデモ行進し、改憲発議を許さず、憲法を生かし、平和・いのち・くらし、人権を守ろうと沿道にアピールしました。

(民医連新聞 第1829号 2025年5月19日号)

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