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民医連新聞

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受け取ったバトンつなぐ 沖縄で看護幹部研修会

 6月2~5日、沖縄県で第46期看護幹部研修会を行い、30県連から48人が参加しました。
 全日本民医連増田剛会長が「情勢の特徴と民医連の役割」、医療生協さいたま理事長の雪田慎二さんは「戦争と医学~今なぜ731部隊なのか~障害者差別の問題を通して社会を診る」について講演しました。沖縄民医連事務局長の名嘉共道さんは「沖縄の現状から平和と憲法を考える」、台湾有事を起こさせない・沖縄対話プロジェクト呼びかけ人の神谷美由希さんは「対話と交流で平和をつくる」について報告しました。
 沖縄女性史家の宮城晴美さんは「沖縄の終わらない“戦争”~いまなお続く戦時性暴力~」、岡山県労働者学習協会事務局長の長久啓太さんは「ものの見方・ケアの人間観を深める」をテーマに講演をしました。
 フィールドワークでは、糸数アブチラガマや沖縄平和祈念資料館で沖縄戦の悲惨さを学び、同じ歴史をくり返してはならないと参加者は再確認しました。
 米軍嘉手納基地、辺野古新基地建設現場も視察し、沖縄の現状を目の当たりにしました。参加者は「今回見て学んだことをしっかりと自分の言葉で伝えていきたい」などの感想がありました。
 研修最終日には、各グループから民医連看護幹部としての決意が語りました。
 「看護幹部としての覚悟を持つ」「対話を大切に」「受け取ったバトンを覚悟と挑戦をもってつないでいく」など4日間の学びや交流から得たそれぞれの決意を胸に、団結を固めました。
(全日本民医連職員育成部 奥山千佳)

(民医連新聞 第1832号 2025年7月7日号)

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