心理職のニーズを再認識 初の全国交流集会を開催
7月5日、初めての心理職全国交流集会をWEBで開催し、18県連から48人、全体で55人が参加しました。午前は、参加者の活動内容を5本報告し、後半は能登半島地震での心理職支援について、受け入れた石川民医連も報告し、交流しました。
活動報告では、「外来・病棟・地域で、多職種連携で密にカンファレンスしながら活動を展開」(鳥取)、「生活がままならないのに心のことなんて考えられないというケースワークの視点」(神奈川)、「急性期から亜急性期、外来まで人生に伴走できる醍醐味と、最後のとりでとして地域から信頼のある民医連で働けるやりがい」(岡山)、「看護師資格も持つものとして、看護業務兼務で働いているが、地域密着型の病院で緩和ケア・グリーフケアにも深くかかわっていきたい」(兵庫)、「患者サポートセンターの一部署として心理相談室を構えていて、病院の窓口機能であることを意識して活動」(山梨)など、特徴ある報告があり、幅ひろさを実感しました。
午後は東日本大震災から熊本地震、能登半島地震と、民医連の震災支援がアップデートしてきた歴史も学び、『手引き』として整理してほしいとの声も出ました。
参加者は、「心理士の姿勢から、業務上の具体的なとりくみや工夫まで、聞く話全てが刺激的で、自身の役割や立場を再認識する、大変有意義な時間。さまざまなアイデアも浮かび元気をもらえた」と感想をのべました。(全日本民医連職員育成部 野口昭彦)
(民医連新聞 第1835号 2025年8月18日号)
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