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民医連新聞

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だれ一人取り残さない実践を 「ケアの倫理」Cafe実践交流集会

 7月9日、「ケアの倫理」Cafe実践交流集会をWEBで開催し、45県連から300人が参加。全体会で6県連が報告した後、地協に分かれて交流しました。
 県連報告で、「推進体制を確認し、各法人集約担当者は数や感想をチェックするだけでなく、報告が上がってこない職場がないかを確認して声がけを実施」(青森)、「職責者研修会で“模擬Cafe”を行ってからスタート。参加できなかった職場には説明に出向き、すすんでいる職場の責任者にはインタビューしてニュースで紹介」(群馬)、「スピード感を持って“とりあえずやってみる”。とりくめていない職場には“対話を通して”とりくむ側に立って考える」(奈良)、「教育委員会側の圧倒的な学習不足を認識し、講師育成講座を実施中。6~10年目研修講師を受講生が担う計画」(山梨)、「“ケアの倫理カンファレンス”を3カ月に一回全職員対象にハイブリッドで開催。“ケア”という見えない不確かなものを具現化する探求を多職種で行っている」(山口)、「医局では、読み合わせではなく読み聞かせ形式に変更。医師も、ケアされるべき存在であることが浸透し、医局に“あたたかさ”をつくっている」(兵庫)など、実践を報告しました。
 「参議院選挙で、人権を軽視、否定する発言がいかにも正しいかのように飛び出すいまの時代に、民医連が、誰のために、なんのために存在してきたのか、どこに向かっていけばいいのかを少しでも感じ考える場、ケアに自信をもてるCafeにしたいとあらためて思った」などの感想が出ました。

(民医連新聞 第1835号 2025年8月18日号)