全国の専門研修を学習交流 精神科研修交流集会ひらく
7月19~20日、第19回全日本民医連精神科研修交流集会を熊本で開催し、12県連から職員56人、医学生4人が参加。初日は、各地で精神科研修を行っている専攻医1~3年目の10人が、研修報告しました。精神科を志望した理由と今後の抱負、研修で大変だったことや学び、印象に残った患者の事例などを共有し、先輩医師からも質問や意見で活発に交流しました。グループ討議では「民医連精神科の研修とその後の医師人生に関する対話」がテーマ。専攻医からは、将来とりくみたい診療や活動の意見交換をし、ライフプランから働き方まで幅ひろい話題を議論しました。後半は、参加者全員が大きな輪になってディスカッションを行いました。
2日目は、菊陽病院で症例検討会を実施。3つの会場に分かれ、それぞれの事例に、よりよい医療を提供するために何ができたか、これから何ができるかについて話し合いました。症例を提供した医師からは「自分では思い至らなかった視点からの意見や、自分の患者との向き合い方に意見をもらい改めて症例をふり返ることができた」と感想をのべました。
参加者から「各地の精神科医療・専門研修の内容を交流し、学ぶことの多い企画。今後も民医連精神科のつながりを継続していきたい」と感想がありました。(全日本民医連医師部 林直央)
(民医連新聞 第1835号 2025年8月18日号)
