経営守る現状把握と内部統制 監事・監査交流集会を開催
8月25日、第13回監事・監査交流集会をWEBで開催し、34県連77法人から監事140人、監事外38人の計178人が参加。はじめに全日本民医連経営部長の塩塚啓史さんが「民医連医科法人の直面している資金危機」について講演しました。医科法人だけでなく薬局法人、社会福祉法人も含めて非常に厳しい状況にあるが、全日本民医連は一つも潰さないためのあらゆる手立てをともに考え、支援していくと強調しました。
協働公認会計士共同事務所の公認会計士の奥山雄一郎さんが「民医連における監事の役割」について講演。監事監査制度や実務の概要、監事の役割や法的責任、内部監査の重要性を報告しました。民医連の監査は法人や役職員、地域の医療・福祉・介護活動を守るための監査であり、適切な経営状況の把握と、羅針盤である中長期経営計画を物差しに予算管理の視点で評価する重要性を語りました。
同事務所の公認会計士の田岡歩さんが、「民医連における内部統制の現状と課題について」講演。「内部統制の重要な意義、大切な人を失わないために組織にできることは何か、そのための仕組みづくりを考えて協働してすすめてほしい」とのべました。講演のあとに、法人形態ごとに23のグループにわかれ、講演の感想、自法人の課題、監事監査の役割など活発な議論を行いました。
(全日本民医連経営部 堀越聡)
(民医連新聞 第1839号 2025年10月20日号)
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