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民医連新聞

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地域の診療所って何ができる? 第9回診療所交流集会を開催

 全日本民医連は9月13~14日、東京都内で第9回診療所交流集会を開催し、33県連から230人超(WEB参加140人超を含む)が参加しました。記念講演は、クロストーク「地域の診療所って何ができるの?」。藤沼康樹さん(医師、東京・生協浮間診療所/医療福祉生協連家庭医療学開発センター長)と、川口篤也さん(医師、北海道・函館稜北病院副院長)の講演後、参加者の質問も交えたトークセッションを行いました。「民医連診療所は未来志向のプライマリ・ケア・ラボ!」と藤沼さん。川口さんは診療所の適切な介入で避けられる入院を分析し、診療所の役割を語りました。
 指定報告は3本。栃木の三上直人さん(生協ふたば診療所、事務)は、医事課職員が日常業務だけでなく地域とつながる活動を大切にしている実践を報告しました。
 東京の叶谷毅さん(東京・大南ファミリークリニック、事務)は、「共同のいとなみの発展は、民医連事業所の経営を守る一番の源泉」と強調しました。
 石川の上濱幸子さん(石川・輪島診療所、事務)は、能登半島地震や豪雨の経験から災害のなか安心して住み続けられるよう寄り添いささえあってきた職員、友の会、地域との歩みを紹介しました。
 続く班討議は、診療所規模(平日3診以上/2診/1診)・地域特性(都市部/中間/へき地)別に分かれ、「仮想診療所アクションプラン」を作成。参加者からは、「即実践できる学びができて感謝」「診療所構想を規模別で考えるのは楽しく、気づきも多かった」などの感想が寄せられました。
(全日本民医連医療部 丸山いぶき)

(民医連新聞 第1839号 2025年10月20日号)

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