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民医連新聞

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未来に視点持つ必要性 韓国でフォローアップ研修 事務アカデミア

 10月22~25日、第45期に開催した「事務幹部養成アカデミア」第1期生(53人)のフォローアップ研修を韓国(ソウル)で開催し、37人が参加しました。研修は朝から晩までびっしりのスケジュールが組まれ、観光をする間もなく、北朝鮮と至近距離で向き合う「江華島」、1987年6月民主抗争のきっかけとなった学生拷問死事件の現場である、南営洞対共分室の建物をそのまま使用した「民主化運動記念館」、残酷で劣悪な労働環境をかえるためにいのちをかけたチョン・テイルの生き方と韓国の労働運動を学ぶ「チョン・テイル記念館」、日本政府が1945年まで抗日独立運動家を投獄し拷問と弾圧を繰り返した「西大門刑務所歴史館」を見学しました。
 グリーン病院の見学と韓国の医療システムについての講義、職員との交流、最終日は新川連合病院院長から地域住民(外国人)が困難を抱えるなか、地域住民の立場にたち、どう医療を実践し続けているかについての講演を受けました。4日間、韓国の歴史と人権・民主主義を守るたたかいを濃密に学ぶととともに、韓国の医療従事者との交流を通じて、国際連帯を強めました。そして、アカデミア修了後2年間の各自の成長を確認し、互いの奮闘をたたえあい、民医連への確信と連帯を深めるとともに、歴史を学ぶ大切さ、現地・地域でたたかう意義、民主的組織があることの重要性、未来に視点を持つ必要性、仲間がいることなどを語りあい、決意を新たにしました。

(全日本民医連事務局次長 木原 望)

(民医連新聞 第1841号 2025年11月17日号)

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