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民医連新聞

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サービス利用回数や時間減らす4割 介護保険利用料負担2割化の影響調査 全日本民医連

 全日本民医連は昨年12月26日、記者会見し、「介護保険・利用者負担見直し案に対する緊急影響調査」の結果を発表。本調査は、厚生労働省が昨年10月、社会保障審議会の介護保険部会で現在「年金収入等280万円以上」(1人世帯の場合)の利用料2割の対象を拡大する案をしめしたことで実施。民医連加盟事業所の在宅サービスの利用者、施設入所者が対象。
 在宅サービス利用者の回答は、利用者と家族あわせて1702人。「利用料が2割になったら、現在のサービスをどうしますか」(複数回答)との問いでは「サービスの利用回数や時間を減らす」が547人(42・1%)と最多。「いままで通り利用を続けるために家計を切り詰める」も、513人(30・1%)。施設入所者の回答は利用者・家族あわせて184人。2割になったら「施設を退所する、もしくは退所を検討する」が37人(21・0%)と深刻な影響が危惧される結果となりました。
 全日本民医連事務局次長の林泰則さんは、物価の高騰で、1割負担の現在でもサービス利用や生活の困難を抱えている利用者が多数いることを指摘。また、利用料2割化で食費や外出の機会を減らすなど、生活費を切りつめると回答した利用者が多数いることから、「顕在化しない介護・生活困難」が予測されることも指摘し、2割負担の対象拡大撤回、介護保険財政に対する国庫負担割合(現在25%)の引き上げをもとめました。

(民医連新聞 第1844号 2026年1月19日号)