全日本民医連 第47回定期総会 2月26日〜28日 全議案を承認/新役員を選出 岩手県盛岡市 声をあげ対話ひろげ平和と人権を取り戻す出発点に
第47回定期総会スローガン
●改憲を許さず、地域から、共同組織とともに「非戦・人権・くらし」を掲げ、大軍拡を阻止し、人権としての社会保障・国民皆保険制度を維持・発展させよう
●ケアの倫理の学びを力に、自己責任論と排外主義に対峙し、公正でジェンダー平等と多様性が尊重される社会と民医連をめざし対話・行動しよう
●国の責任でケア労働者の処遇の改善と医師増員を実現し、私たちの総合力で医療・介護事業所の経営を守りぬくとともに、医療・介護の担い手の確保と育成で前進を勝ち取ろう
全日本民医連は2月26~28日、岩手県盛岡市内で第47回定期総会を開催し、全国の代議員601人と、全日本民医連理事らが3日間にわたって方針を討議しました。運動方針、決算・予算など、いずれも圧倒的多数の賛成で決定。信任投票によって87人の新役員と3人の会計監査を選出しました。
オープニング企画は、岩手民医連が作成した同県連の歴史を紹介した映像を上映。その後、盛岡市指定無形民俗文化財の仙北小鷹さんさ踊り保存会が、さんさ踊りの披露。会場を沸かしました。
■岩手県知事もあいさつ
開会あいさつは副会長の伊藤真弘さん。岩手民医連会長の浮田昭彦さんが歓迎のあいさつをし「私も様ざまな民医連の先輩たちに育てられた。情勢や経営の苦しい時代をどう切り開いていくか、全国の仲間と熱い議論が展開することを期待している」とのべました。
全日本民医連理事を代表し、会長の増田剛さんがあいさつ。前総会から亡くなった69人の職員に全員で黙とうをしました。
6人の来賓があいさつ。達増拓也岩手県知事は「民医連の掲げる無差別・平等の医療理念は地域住民をささえる力。民医連との連携をいっそう深め、新事業を発展させていきたい」と語りました。
運動方針案の説明は事務局長の岸本啓介さん。「情勢は、新しい危機的なフェーズにあるが、声を上げ対話をひろげるチャンスにもなる。本総会を、地域のなかに深く根を張って、平和と人権、健康権を取り戻す出発にする機会にしよう」と呼びかけました。
1日目の討論では23人の代議員が発言。続く討論を2日目の分散会に付託。夕方からは、岩手民医連元会長の小野寺けい子さんが「岩手民医連の歩み、過去・現在そして未来へ」と題し記念講演を行いました(次号に掲載予定)。
2日目は各会場で13の分散会を開催し、全体で628本の発言がありました。前総会にひきつづき、今回も各分散会で小グループでの意見交換の時間もとり、活発な討論の場となりました。
■2年後は憲法守られた総会
3日目は全体会を再開し、3つの分散会報告を行いました。方針案について出された意見に対し、岸本啓介事務局長が理事会の見解を説明。「ほしよみプロジェクトなどを活用し、今期方針を現場でひろめ深めてほしい。2年後に開催する大阪での定期総会では『憲法は守られた』という総会にしたい」とのべました。全体討論は、2日目の分散会の討論も反映した8本の発言がありました。
選挙管理委員が87人の新役員と3人の会計監査全員が圧倒的多数で信任されたと報告。理事会総括報告に続き、運動方針と決算・予算報告を圧倒的多数で承認しました。また、特別決議と総会スローガンを採択、評議員、予備評議員の選出を拍手で承認しました。第16回民医連表彰は2つの論文と6つの発表が受賞しました。
退任役員21人を代表し、前副会長の根岸京田さんがあいさつ。第47期理事会を代表し、新会長の増田剛さんが「『人びとの困ったところに民医連あり』。この生きかたに誇りと確信を持てるよう、そんな民医連で働き続けられるよう、新理事会が先頭に立ち、運動する」と決意表明をのべました。
最後に介護福祉士として初めて副会長に選出された門脇めぐみさんが閉会のあいさつ。「総会の学びと、決意を職場につないで仲間と共有し、実践につなげよう」と総会を閉めました。
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(民医連新聞 第1848号 2026年3月23日号)
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