診察室から 地域医療の道中で出会う多様な生き物たち
こんにちは! 前回に引き続き、わかさ生協診療所の尾坂妙子です。生き物が好きな私は、特に医師になってからは、地域医療に携わるなかで、自然が豊かな環境で過ごす機会が多く、これまで様ざまな生き物に出会いました。車の中からタヌキやキツネ、シカ、サル、イノシシ、クマなどの動物に遭遇したことがあり、娘たちと散歩中じゃなくて良かったと、肝を冷やしたこともありました。
訪問診療でお邪魔したお宅で窓にキジがぶつかってきたり、庭に蛇がいたり、背中にハートマークのついたカメムシを見つけた時などはなんだか今日は特別な日だなと思ったり、病院の五階で窓の外に張り付いたアマガエルを見つけた時は、ここまで大変なデコボコ道(壁)を登ってきたカエルの姿に思いを馳せ、自分も頑張らねばと己を奮い立たせたこともありました。娘たちが学校で育てたアサガオが毎回ガの幼虫にやられるのも正直気持ち悪いと思う反面、ちゃんと母親が、子どもたちが食べられる葉っぱに卵を産み付けたのだと思うと愛おしく感じたり。自宅裏の川にはホタルが飛びますが、一斉清掃の際にはいつもそこの川の流れを隔てる草やつるを鎌で刈らなければならず、どうかホタルの卵が無事ですようにと祈らずにいれません。毎年家の前にやってくるメジロのつがいが今年はやってこず、どうしているのか心配な今日このごろです。
なんでもないある日、庭で頭に冠の付いた見たことのない鳥がいて、そーっとカメラを向けました。数秒で飛び立ってしまいましたが、羽を広げるときれいな縞模様で、なんという鳥か調べたところヤツガシラという鳥でした。この鳥はイスラエルの国鳥だそうで、このタイミングで出くわしたのは鳥がなにか伝えたいメッセージがあるのではないかと思わずにいられませんでした。ちなみに漢字で書くと八頭、当院があるのは八頭郡ということでなんとも不思議な出会いでした。豊かな自然に癒されつつ、これからも頑張っていきたいと思います!
(尾坂妙子、鳥取・わかさ生協診療所)
(民医連新聞 第1850号 2026年4月20日号)
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