診察室から 第47回定期総会からあらためて原点に
真のリハビリテーションにかかわりたい! その思いを抱いて民医連医師になり、今年度で29年目を迎えました。入職当初は理学療法士1人、担当看護助手1人のみ(リハ医不在)のリハ室で、途方にくれたこともありましたが、全国から励まされながら、また現地では法人・県連の多職種の人たちにささえられながら、今に至っています。この場をお借りしてあらためて御礼申しあげます。
今年2月27日、盛岡で行われた全日本民医連第47回定期総会2日目の分散会でのできごとです。一人の代議員の発言がありました。「民医連のセラピスト育成、県連リハ部会の役割と方向性について」というテーマで、大集団かつ若手が多いところで育成の課題が欠かせないが、リハビリテーションをめぐる制度のせばまりおよび経営困難のなかで、全人的復権というリハビリテーション本来の目的をいかに若手に伝えていけるかという内容で、心から同意し、感動しました。深くうなずき拍手をしながら、ふとその人の顔と名前を見ると、何ということでしょう。医師3年目に東京・東葛病院でリハの研修でお世話になっていた時に、若手のセラピストとして同じ場所でともに学び仕事をしていた職員でした。四半世紀をへて、お互いに随分変わったね、などと言いながら再会を喜び合い、今後とも県連や地協のなかで協力しながらがんばっていきましょうとエールを交換しました。初心に立ち返るとともに今期に対する活力を得た場面でした。
自分がいる病院も県連も小さく、人材不足・経営危機などご多分に漏れません。毎日の業務に追われ、息苦しくなることもあります。このような時こそ、全国に仲間がいることが日々の励みになります。そして、ふり返ると地元の仲間も同じ思いでがんばっているということに気づかされます。茨城でも民医連運動が次のステップに発展していくことをめざしてこれからもがんばりますので、全国の皆さま、どうぞよろしくお願い致します。
(加賀美理帆、茨城・城南病院)
(民医連新聞 第1851号 2026年5月4日号)
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