Café、報告会、ラジオ音声など様ざまな工夫が 運動方針「学習月間」各地のとりくみ
全日本民医連は3~6月を第47回定期総会運動方針の学習月間として位置づけ、▽全職員(非常勤含む)が学習会に参加し対話の場をもつ、▽管理者・職責者の方針読了、▽全職員で憲法学習・人権学習をすすめることなどを呼びかけています。各地で豊かな実践がすすんでいます。
(編集部)
月間スタート集会開催 各地のとりくみを交流
北海道民医連
北海道民医連は4月8日、学習月間スタート集会をWEBで開催。235人が参加しました。
道民医連事務局長の小内浩さんが北海道民医連第33回総会(4月25~26日)の運動方針案について解説しました。全日本民医連第47回定期総会の運動方針を踏まえて現在の時代を「新しい危機的なフェーズ」ととらえ、3つのスローガンを掲げて活動をすすめることを強調しました。
各ブロックのとりくみも交流。道東のあゆみ調剤では、朝会で方針を読み合わせ。道東勤労者医療協会は創立50周年を迎え、歴史や地域でのとりくみの発展を学び合うことを重視しています。「ケアの倫理Café」のとりくみを力に、職種を超えて集まる医局カフェ「よりみち」を開催していることも報告されました。
北海道勤医協は、学習月間ニュース「DOMIれ!」を発行。総会での代議員の発言や、各職場の月間のとりくみなどを紹介しています。
(県連「学習月間ニュース」4月9日より)
菓子や飲み物も用意して「ちょいより café」
岩手民医連
全日本民医連第47回定期総会の開催地となった岩手民医連では、4月23日、「ちょいよりCafé」を行いました。
全日本民医連が作成した運動方針学習動画「未来へのカルテ」(全4本)のPart1を視聴した後、テーブルごとに、動画を見て感じたことや印象に残ったこと、最近気になっていることなどを交流しました。
参加者からは「軍拡より社会保障拡充が重要だと思う」「未来の子どもたちが安心してくらせる社会にしたい」「総会方針を身近に感じることができた」などの感想が。菓子や飲み物も用意し、リラックスした雰囲気のなかで、職員同士の交流も深める機会になりました。
(「岩手民医連ニュース」4月23日)
ながら聴きで学べるラジオ音声
熊本民医連
熊本民医連は、県連青年ジャンボリー実行委員会がラジオ音声『ながら聴きで学べる!? 全日本民医連総会方針』を作成。二年目の看護師と「レジェンド職員」との対話形式です(全11話)。
1話あたり、4~5分とコンパクトです。「その『モヤモヤ』は間違いじゃない! ~『ケアの倫理』ってなに? ~(第1話)」「私らしく働くってどういうこと? ~ジェンダーとSOGIE~(第3話)」「猛暑で患者さんが運ばれてくる理由~気候危機と『みどりのドクターズ』~(第7話)」「地域にいる『強力な応援団』を知ってる? ~共同組織とまちづくり~(第8話)」など、ひろい分野を網羅しています。現場の実感を交えながら会話がすすみ、親しみやすく、わかりやすいものとなっています。
運動方針を学ぶ学習講演
東京民医連
4月15日、東京民医連2026年度事務職場責任者研修を開催しました。冒頭に東京民医連会長の根岸京田さんが、第47回定期総会運動方針の学習講演。WEBで公開し、現地合わせて、325人が参加しました。
根岸さんは「非戦・人権・くらし」という総会スローガンに触れ、「反戦ではなく非戦にこだわる」「どのような立場であっても戦争はダメだ」と強調。また昨年、全国でとりくまれたケアの倫理の学びから「ケアが大切にされる公正でジェンダー平等、多様性の尊重される社会と民医連をめざすとともに、国の責任によるケア労働者の処遇改善、医師増員を実現させ、医療・介護事業所の経営をまもり抜き、担い手となる人材の確保と育成で前進を勝ち取ろう」と呼びかけました。
(県連「職員育成部ニュース」より)
代議員が総会の学びを報告
長野・中信地域連絡会
4月20日、長野県民医連中信地域連絡会は、WEB併用で第47回定期総会の報告会を開きました。代議員の一人、佐野達夫さん(松本協立病院、医師)が総会全体の概要について報告しました。
続いて代議員6人が総会での発言内容や、分散会、全体会での討論のポイントを報告。総会方針が完成されたものではなく、代議員の意見や質問を通じて修正・具体化されていったことなどを話し、方針を「自分たちのもの」として練りあげていくプロセスの重要性を共有しました。
全日本民医連副会長に初めて介護福祉士が選ばれたこと、女性役員比率が40%になったことに触れ、方針で掲げる多職種協働やジェンダー平等を自分たち自身が体現していると実感したという報告もありました。
また総会で印象に残っていることとして、医師数の大幅減に関する北海道の代議員の発言が紹介されました。この北海道の代議員は、医師数減少の背景に忙しさだけでなく、「この職場で働き続けたいと思える経験が得られているかどうか」が影響していると考察。対応として、教育のとりくみの再構築や、職種を越えた対話の場をつくることこそ、人が組織にとどまる力につながると語りました。
報告会全体を通して、学び、声をあげ、対話を重ねるプロセスが、平和と人権を守るとりくみの土台であることを確認しました。
(同連絡会「第47回全日本民医連定期総会方針学習ニュース」4月23日より)
昼食をとりながら「未来へのカルテ」視聴
山梨・特養いけだのいけだセンター
山梨の特養いけだの里・いけだセンターは4月24日から「未来へのカルテ」の視聴会を始めました。
ホールで12~14時、Part1~4を上映し、昼食をとりながら視聴。「医療、社会が大きな転換期にあることを感じた。戦争する国づくりがすすむなかで、平和と憲法を守るとりくみは、在宅で生活をささえる訪問看護・リハビリの立場からも大切にしていきたい」「安心して住み続けられる居場所づくりの大切さを痛感した」「日本が戦争しないためのとりくみや、地域医療を守るための活動など、同じ民医連の人たちが行っているのを見て、もっと興味を持ち、知識を深めないと、と思った」などの感想が寄せられています。
(同事業所「総会方針学習会ニュース」より)
「毎日5分読み合わせを」min-min Caféでも交流
和歌山民医連
和歌山民医連は、各事業所、職場で、毎日「5分読みあわせしよう」と提起しています。
和歌山生協病院の検査課では、運動方針に登場した「民医連に働く臨床検査技師活動指針2021」を読んで、自分たちができることを出し合い、経営、材料費の値上がりのことや、LGBTQについての対応の検討なども話になりました。
月間中は毎月第3・4木曜日の17~17時半、「min-min Café」(民医連方針をみんなで知るCafé)を和歌山生協病院会議室で開催。4月23日は運動方針の第2章第2節~第3章1節。「医科・歯科・介護の連携でフレイル予防」「ゼロ次予防」が話題に。歯科との連携から始まり、リハビリ入院から在宅へ、「職員が地域に出て健診受診者を増やそう」というところで時間切れに。地域ケアの話が中心で、各職種の思いや果たしたい役割が伝わってきて、よい交流になりました。
(県連「民医連方針をみんなで知ろう」5月8日より)
「ほしよみプロジェクト」活用を
「ほしよみ」(方針をもっと読みたくなる)プロジェクトのホームページでは、「運動方針をなぜ学ぶのか」「運動方針の要点は何か」などの点を対話形式のラジオ音声でわかりやすく解説。要点を示したA4裏表1枚の「ダイジェスト版」も掲載しています。
(民医連新聞 第1854号 2026年6月15日号)
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